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11月, 2025の投稿を表示しています

誰かの人生の次の旅へ、ハリークイーン中古車販売

秋空の元、ちょっとしたプチ旅を楽しむ方が増えてきました。 そんな中で“坂が楽になる相棒”を探している方に、ちょうど良い中古車がございます。 生産終了となった名機「ハリークイーン ポータブル電動アシスト」。 当店のレンタサイクルとして、そして試乗車として、短い期間ではありましたが大切に役目を果たしてくれました。 いま、静かに次の持ち主を探すタイミングがきています。 この電動アシスト自転車「ハリークイーン」を、今回、中古車として販売いたします。 製造メーカーは国内ですので、今後の補修やメンテナンスについてもご安心ください。 向かい風でも変わらない安定感があり、「いつのまにか好きになっていた」 そんなタイプの相棒です。 中古車価格は 160,000円(税込) 。 走行距離は わずか200km程度 の、いわゆる“極上の展示車クラス”です。 もちろん、当店のアスターサポートもお付けします。 ハリークイーンが、また新しい日常をともにする相棒として、 どなたかのもとで活躍してくれますように。 新車は、黒と赤でしたら、まだメーカー在庫が残っていますので、ご相談ください。 ※なお、写真に映っているリアバッグは付属いたしませんので、あらかじめご了承ください。 在庫確認

地味だけど侮れない、チェーンの世界

チェーンというのは、どちらかと言うと地味である。 他のパーツの華やかさと比べると、まるで黒子のような存在だ。 しかし、それは止まって眺めているからに過ぎない。 走っている時のチェーンは、グルグルと回りながら、実はたいそうな仕事をしている。 スプロケットとの接触に耐え、リンク部分が可動する際の抵抗を受け、よじれた時にはもう一度踏ん張る……。 まるで自転車界の忍者のように、影で働く縁の下の力持ちだ。 そんなチェーンにもグレードがある。 材質や表面処理の違いで性能は大きく変わり、中には軽量化のためにこれでもかと肉抜きされた猛者もいる。 ここで紹介したいのは、9s用のシマノハイグレードチェーン「CS-HG93」。 低グレードチェーンから取り替えると、その低抵抗ぶりに思わず笑みがこぼれる。 しかも、お値段はお財布に優しい。 9sを使っている方には、一見の価値ならぬ、一試しの価値があるチェーンである。 地味だけど、頼れる相棒──今日もあなたの旅を支えてくれるのだ。

ドラマと、ドラマティックなエスプリ

今宵はNHK大河ドラマ「べらぼう」が気になる夜である。 商売人目線もあって、ドラマの中の駆け引きや策略に勝手に学びを得ながら楽しんでいる。 しかし、私の周りはあまり熱心ではない。 息子、妻、義理のお母さん……皆、途中で離脱してしまったらしい。「そんなに面白くない」とのことだ。 どうか、私に静かに集中させてほしい。 さて、週末に届いたのは、大分のTご住職からのモールトンAM-エスプリのオーバーホール依頼。 モールトンの中でも、私がひそかに溺愛しているモデルだ。 エスプリはTSRのように簡易的な作りを採用しているが、その分フレーム剛性はガッチリ。 見た目の価値だけでなく、「意味する価値」を味わえるのがたまらない。 Tご住職のエスプリは、あまり乗られていない様子で、これはこれで痛む原因になる。 しかし、眠っている愛車に手を入れて蘇らせる仕事もまた、自転車愛を注ぐ至福のひとときだ。 乗らない愛車も、こうして私の手で少しずつ息を吹き返す。 ドラマの主人公に負けづ劣らず、私はドラマティックを感じる。

美しいパーツが描く、美しい風景

先日、DV1のシートクランプについて「入手できないか」と問い合わせをいただいた。 残念ながら、現在は入手不能。 DV1のシートクランプは、いわゆる“モールトンサイズ”で作られており、そこにもしっかりとしたこだわりがあった。造りも良く、本当に丁寧なパーツだっただけに、手に入らないのは惜しい。 ただ、それとは別に、実は手元に hope 製のシートクランプがある。 CNC加工が実に美しい。切削のラインが光を受けて浮かび上がる様子は、眺めているだけでも気持ちが上がる。 美しい風景に、美しい自転車。 そんな情景を思い浮かべながら、今日もパーツを手に取ってしまう。 ご入用の方は、どうぞ気軽にお問い合わせください。

太宰府の秋に導かれた、中古車とのご縁

 今日の太宰府は、秋のごほうびみたいな一日だった。 朝から雲ひとつない青空が広がり、 冬へと加速しそうだった雲の群れは、どこかへ消えてしまった。 「まだ秋を楽しんでいいんだよ」 そう言われているようで、胸が少し弾む。 昨晩は、夜なべして Tyrell IVE の中古車を磨いていた。 とはいえ“中古”といっても、走行距離はたったの 100kmほど。 多少傷はあるものの、駆動系は新車のようなものだ。 その車体を、本日ご来店くださった Kさまに お買い上げいただくことになった。 こういう“絶妙なタイミング”で訪れるお客様には、 いつも不思議なくらいの運の良さを感じる。 店にある車体と、お客様のタイミングが ぴたりと噛み合う瞬間というのは、 やはり何度遭遇しても嬉しいものだ。

自転車がもっと好きになる本『アオバ自転車店』の話

並木通りの『アオバ自転車店』というマンガをご存じだろうか。 私はこの作品が大好きだ。 とくに、初期のエピソードがいい。 どんな作品でもそうだが、長く続ければ続けるほど、ネタを生み続けるのは難しくなる。 だからこそ最初の頃の物語には、作者の思いがぎゅっと詰まっていて、濃密さがある。 『アオバ自転車店』には、思いやりと、自転車に乗ることの純粋な楽しさが静かに描かれている。 まだ読んだことがない方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊だ。 今は Amazon の電子書籍 Kindle でも読むことができる。 Amazonへはこちらから→ 並木通りのアオバ自転車店

良い物を届けたい、それだけのこと

先日、Nさまに叱られた。 「ブロンプトンのコピーを売るなんて無節操だ」と。 どうやら、生産終了となったハリークイーン電動アシストのことを指しているらしい。 私は頚椎症を抱えた時、体に負担の少ない電動アシスト自転車を探していた。 条件はシンプルだが、私には譲れない。 ハンドルの高さを自由に調整できること ホイールベースが長く、美しい見た目であること できるだけ軽いこと その条件を満たすのが、ハリークイーンだった。 実際に乗ってみると、安定感は驚くほど高く、下りでも安心感がある。 年配の方でも楽しめる自転車だと、素直に思った。 大事なのは、良い物を届けたい──その思いだけだ。 ちなみに、昔、Be.ALLのモールトンもどきを展示していたとき、ショーン・モールトンに見られ、少し驚かれたこともある。 意外と私は、こういう人間なのだ。

静かな夜、Tyrell IVEを磨く

今日は、Kさんと有意義な時間をすごした。 そのぶん、作業はすっかり止まってしまったけれど── まあ、そういう日もある。 というわけで、父さんは今夜もよなべ。 薄明かりの工房で、中古車の整備に向き合っている。 もうすぐ「Tyrell IVE」が登場する。 しっかり仕上げて、いい旅に連れていける一台にしたい。 このIVEは、うちの息子ワンオーナー

静かな時間に、ひとつの縁が走り出す

プチ旅レンタサイクル シーンと静まり返った店内。 今日はまだ、利用者の姿がない。 せっかくなので、KHS F20Tに乗るKさんに 「試しに、このルート走ってみませんか」とお願いした。 Tシャツや缶バッジのデザインでいつも助けてもらっている人。 今回も、報酬なんてないのに、快く時間を使ってくれた。 それで、よかと? 心のどこかで、申し訳なさが疼く。 でも、ただただありがたい。 いつか必ず、倍返ししたい。 走ったあとは、このルートについて たくさんの意見やアイディア、お互いの人生観まで語り合った。 一人でやっている自転車店。 だからこそ、別の視点から差し込んでくる言葉は まるで光を放つ宝石のように感じる。

AM20mk2:古典の姿で現れた、奇跡の一本

先日お届けした AM20mk2 ― 奇跡の在庫 。 あの独特のシルエットを思い返していると、どうも私は大事な情報を後まわしにしてしまうらしい。 そう、今日は“ヘッドの話”だ。 問い合わせて分かったのは、このフレーム、 長いヘッドチューブを持つスレッドタイプ だということ。 つまり、あの気どらない スレッドステム で、素直に組み上げることができる。 AM-7を思わせる、昔ながらの佇まい。 たとえばフラットバーを合わせて、肩の力を抜いた のんびり仕様 にしても異様にカッコいい。 “お散歩に連れていく高級車”という、なんとも贅沢な遊び方ができる。 もちろん、ヘッドチューブやステアリングコラムを整えて ウイッシュボーンステム へ変更する道も開かれている。 スレッドも、アヘッドも、どちらもいける。 懐の広いフレームだ。 乗り手のスタイルに、するりと馴染む。 そして今回、そのフレームが―― 待たずに、手元に来た。 ただそれだけで、ちょっとした奇跡のように思える。

小さな旅の記憶、防犯登録も忘れずに

まだまだ紅葉が楽しめる秋だが、曇り空のせいか今日は少し肌寒い。 店を始めた頃、作業室にはエアコンもなく、寒々しい中で作業していたことを思い出す。 あの頃の苦労も、今となっては懐かしい思い出だ。 Hさんからの依頼で、BD-1の点検と整備、そして部品の交換を行う。 BD-1は、折りたたむたびに小さな旅を思い出させる、独特の乗り味と構造を持つ自転車だ。 点検にあわせて防犯登録も確認すると、有効期限がすでに切れていた。 福岡県では、2017年(平成29年)3月31日までの登録は有効期間が7年、 2017年4月1日以降の登録は有効期間が10年となっている。 防犯登録は、有効期限が切れても通知が届くわけではない。 だから、つい忘れてしまうこともあるだろう。 そこで当店では、一年点検のお知らせハガキを送るときに、防犯登録の確認も行うようにしている。 しばらく来店がないお客様の場合は確認できないが、 「あ、うちの自転車はどうだったかな?」と思ったときは、いつでも気軽に持ってきてほしい。 ほんの少しの確認で、また安心して道を走ることができる。

時間の流れまで変える一台「AM-20 mk2」、奇跡の在庫

先日、Tさんにご納品した  AM-20 mk2 ニューブルー 。 光の当たり方で表情を変えるそのクロモリフレームがあまりに美しく、 納品なのに、ついこちらが見惚れてしまいました。 ステンレスフレームの“パリッ”とした張りのある走りもモールトンの魅力ですが、 AM-20 mk2 のクロモリが持つ “しっとりした粘り” の走り心地 は、まるで別世界です。 ペダルに力を預けた瞬間、フレームが静かに受け止めてくれて、 小さな段差を越えるたびに「ああ、モールトンってこうだった」と思い出させてくれる..... そんな“時間の流れまで変わるような”乗り味です。 そして、このモデルにはもう一つの価値があります。 AM-2 から受け継がれてきた伝統的なクロモリ・モールトンの正統進化形であること。 いつかは“お城製モールトンを”と夢見ている方にとって、間違いなく「踏み出すべき最初の一台」です。 そして、今だからこそお伝えしたいこと モールトン輸入元・ダイナベクター社に、 この AM-20 mk2 の在庫が “1台だけ” あるようです。 本来なら長い納期を覚悟するところですが、 いまなら—— 待たずに手にできる稀なタイミングです。 モールトンは「欲しい」と思ったその瞬間が、いちばん縁のある時。 旅するように走りたい方には、特にお薦めしたい一台です。

白熱のラジコンバトル、そして唯一のリタイヤは私

個人的な感想だが、今日のラジコンカー練習会も本当に面白かった。 みなさん、随分と運転技術が上がってきていて、 コース上では白熱したバトルが展開された。 抜きつ抜かれつ。 スピンからの、素早い復帰。 しかも今回は、途中リタイヤする人もいない。 ....いや、プロポの電池が切れてコントロール不能になり、 唯一リタイヤしたのは、この私だった! そして周回レースでは、今回も黒いクーパーを操る Sさんがタイトルを獲得。 さすがの安定感。 さあ、次の練習会も思いきり楽しんで参りましょう! ドライジーネのラジコンカークラブは、 Knight以上の称号をお持ちの方ならどなたでもご参加いただけます。 ぜひ、一緒に走りましょう。 称号については、こちらをご覧ください。 https://www.draisine-bicycle.com/p/ranksystem.html

CLUB DRAIS|ラジコンカー練習会のお知らせ

11月24日(月曜日)はラジコンカー練習会の為、営業時間を14:30までとさせていただきます。 当店では、将来いつか自転車を引退される日が来ても、人生という長い旅を末永く楽しんでいただきたい――そんな思いから、体力をほとんど必要としないラジコンカーのクラブを作りました。腕を磨いたり、競ったり、ときには笑い合いながら、一緒にこの旅を続けてまいりましょう。 告知 暑さ遠ざかり、秋真っ盛りとなってきました。さて、この季節、この路面温度、どんなタイヤは履かすべきか?そんなシビアな事しら~ん。そんな方でも、どうぞご参加ください。お待ちしております。 詳細 開催日 2025年10月24日(月曜日) 場所 北谷運動公園 多目的広場 北谷運動公園の更に上の方にあります。 Googleマップで場所を見る スタート時間 15:00~ 15:00に現地集合 ご参加資格 CLUB DRAIS会員さまで Knight以上の称号をお持ちの方 称号につきましては、こちらのご案内をご覧ください。 称号システムを見てみる レンタル車両 500円 レンタル車両ございます。お気軽にご参加ください! 天候による開催の判断 現時点では開催予定ですが、天候により中止となる場合があります。 中止の場合はこちらのページで告知します。 練習内容 フリー練習走行 15:00~15:30 タイムアタック 15:30~16:00 周回競技 16:00~17:00 エントリー 以下のボタンを押して、お名前などをご記入の上、送信してください。 ご参加お待ちしております! ENTRY レギュレーション変更 一部レギュレーションを変更いたします。 タミヤ540キット付属のストックモータ...

警告!PEDAL CLASSICに備えよ

昼下がり、エロイカMさんがやってきた。 「PEDAL CLASSIC」の案内だ。  門司から下関、写真を撮りながら駆け抜けるライドイベント。 当然は私は参加だ。 ドライジーネ部隊よ、備えよ。 そして時を待て。

久留米ちゃりフェスへの展示

12月13日、久留米市で開催される「久留米ちゃりフェス」に、当店の自転車が展示されます。 展示予定は以下の2台です: バイクフライデー :キャンピング仕様のフル装備 KHS F20JJ :リアキャリにサイドバッグを装着した軽ツーリングスタイル 当日は自転車関連の催し物がたくさんあります。詳しくは久留米市のホームページをご覧になり、ぜひ足を運んでみてください。 久留米市「久留米ちゃりフェス」情報

職種を変えても、電話は変わらない

ぷるるるる、ぷるるるる……。 「はい、ドライジーネです」 「自転車屋さんですよね?」 ……来た。今日も来た。 この一言に、いまだにうまく返せない。 なぜなら、こういう電話の九割九分が、普通の自転車の修理依頼だからだ。 当店は「旅する自転車の店」であって、いわゆる“町の自転車屋さん”とは、ちょっと違う。 しかし電話口の向こうは、そんな事情など露ほども知らない。 GoogleMapの職種を「アウトドアショップ」にしてみたのだが、 おそらく誰も見ていない。 いや、見ていても理解されていない。 いや、それ以前に読まれていない可能性のほうが高い。 そして今日もまた、平然と修理依頼の電話が鳴る。 いっそ職種を「合体ロボット販売所」にしてみようかと思ったが、 それを見た人が「コンバトラーVのおもちゃの修理をお願いします」と電話をしてきたら、 それはそれで困る。 .....結論としては、 何をどう設定しようが、私は一生「自転車屋ですか?」と聞かれ続けるのだろう。 もう、それでいい気もしてきた。 たぶん、慣れた。 一台は旧電話番号機、もう一台は新電話番号機 旧電話番号機は、ほぼどこかの会社の営業のお電話

戻ってくる自転車たち

販売して十年を超えた自転車たちが、点検や修理のために戻ってくる。 「買い替えませんか?」 なんて言う気持ちは、さらさらない。 むしろ..... どの子も、うちに戻ってきてくれたのが嬉しくて、可愛くてしかたがない。

ラレーの終焉

英国ブランド「ラレー」が終わります。 製造・販売を担ってきた新家工業さんが、自転車の企画・製造から撤退するためです。 ニュースとしてはそれだけの話かもしれません。 ただ、クラシックなデザインが好きな私にとっては、やはりどこか寂しさを感じます。 1980〜90年代頃から、クラシカルな雰囲気を持つ部品やデザインは少しずつ減ってきました。 それでも、新家工業さんのラレーには、時代が変わっても“クラシックらしさ”を感じられる部分が残っていたように思います。 私自身、その良心のようなものに救われていた一人です。 もちろん、世の中からクラシック車が完全になくなるわけではありません。 他のメーカーにも良い自転車はありますし、選択肢が途絶えることはありません。 ただ、これまで手の届く価格帯で“クラシックなテイスト”に触れられたラレーが姿を消すのは、 一人の愛好家として、素直に残念だと感じています。 最新のロードバイクにも別の美しさがあります。 でも、昔の職人仕事を思わせるような貴賓と心和むデザインに、私はどうしても惹かれてしまうのです。 そんな“クラシックの美しさ”を感じられる自転車がなくならない事を静かに願っています。

食欲の季節、到来

寒くなると、どうにも食欲が増す。 まるで冬眠前の動物みたいに。 お昼ご飯を自炊して痩せていた体重が、 まさに “無駄遣いで貯金がなくなるように” じわじわと戻っていく。 あっつ!! ズボンのベルトが壊れた!!! ……これは、天からの警告かもしれない。

小さな出会いが旅を深くする

以前、脳内の“幸せ物質”の話をしたことがある。 今振り返ってみると、昔は達成感を促す ドーパミン が、私の幸福度を高めていたように思う。 100km走った、とか、峠を2つ越えた、とか、センチュリーランを完走した、とか。 ゴールにたどり着いた瞬間の心の高揚、汗に混じる達成感 それが心を満たしていた。 しかし今はまったく違う。現地の人との直接的な出会い、あるいは道端でのちょっとした会話や笑顔による オキシトシン の分泌。 今や、主な幸福の源になっている。 小さな商店で差し出された手作りのお菓子、畑仕事の合間に交わす何気ない挨拶、ふと立ち止まった川辺での光景。 そんな一瞬一瞬が積み重なりが、凪いだ海のように心を静かに満たしてくれる。 かつての“激しい達成感”と比べれば派手さはないかもしれないが、今は心の奥底で「なんだかよかったー」が長く続く、そんな幸福が旅を彩っている。 佐賀県の神崎町で出会ったお地蔵さん。 ひまわりの前掛けが可愛らしい。 前掛けを作った人の思いは果たして、お地蔵さんへの気持ちか、通りすがる人を楽しませたい気持ちかは分からない。 でも、そんな街の人を想像するだけで、ちょっと嬉しくなる。

未来の景色を見せるということ

年配の人が楽しそうにしている姿って、やっぱりいいね。 若い人も、少しは「ああ、自分にもこんな未来があるんだ」と、安心できる気持ちが芽生えるかも。

思いがけずご来店の木曜日

今日は木曜日なのに、なぜか来店の多い一日だった。 気がつけばお客様と話し込み、時計の針だけがどんどん進んでいく。 そして、観光協会さまへの入会手続きも済ませ、書類にハンコを押した。 さて、NさまのモールトンSSTはクライマックス。 今日はヘッドライトをご指定いただいた。 最近はシルバーのライトが本当に少なくなった。 そんな中、在庫しておいたサーファスのライトは、ただのシルバーではなく“ややチタン寄り”の色味。 控えめなのに高級感がある、あの絶妙なバランスだ。 モールトンの「いつもの定位置」に、そっと装着。 台座の加工も最小限で、ピタリと収まったときは思わず頷いてしまう。 このあと、勉強中の息子と合流する予定があったので、作業は夜9時まで。 少し長い一日だったけれど、こういう日こそ店をやっていて良かったと思う。

筑後市観光協会に会員として入会しました

本日、 「旅する自転車の店 ドライジーネ」 は、筑後観光協会の 賛助会員 として入会手続きを完了しました。 筑後市は、2013年に開催した モールトンサミットのスタート地点 としての縁もあり、個人的にも思い入れの深い場所です。 当店では、英国製自転車モールトンの販売・整備に加え、サイクリングガイドや「旅ナビフォン(OSMAND搭載サイクリングナビ)」の貸出サービスを行っています。 今回の入会により、筑後地域の観光情報やガイドサービスに関して、協会と連携した形で情報発信・サポートが可能になります。 今後も、地域を巡るサイクリング体験に関心のある方に、価値ある情報をお届けしていきます。

太宰府観光協会に普通会員として入会手続きしました

本日、 「旅する自転車の店 ドライジーネ」 は、 一般社団法人太宰府観光協会の 賛助会員 として入会手続きを完了しました。 当店では、英国製自転車モールトンの販売・整備に加え、サイクリングガイドや旅ナビフォン(OSMAND搭載サイクリングナビ)の貸出サービスを行っています。 今回の入会により、太宰府の観光情報やガイドサービスに関して、協会と連携した形で情報発信・サポートが可能になります。 太宰府の街を巡るサイクリング体験に関心のある方は、今後の情報をご注目ください。

“常備なし”時代のスポーク選び

#14 260mm、このサイズのステンレススポーク、問屋さんが常備しなくなりました。 いや、正確に言えば「別のサイズでも希望の長さは作れる」。作れるんですが  ..... 在庫のスポークがバラけすぎると、年末の在庫チェックが地獄になる。 アレをやったことのある人にしか分からない、あの面倒くささ。 というわけで、今回はしかたなし、涙を呑んで、在庫にあった 262mm をチョイス。 ……と書きましたけど、別に涙を呑むほどの話でもありません(笑) そんなこんなで、NさんのモールトンSSTのホイール、無事に完成。 オブジェのような姿だったフレームも、だいぶ“自転車の姿”になって来ました。 完成は目前です。

狩りの現場にて、ピラニア化する私

お昼ごろ。 いつもの目玉焼きとキャベツの千切りだけでは、どうにも腹の底に火が入らない。 軽く燃料を投下すべく、裏手のスーパージョイントさんへ白和えを求めに行った。 店に入ると、棚に「表示価格から20%引き」の貼り紙。 そうだった、ジョイントさんは、今月で閉店なのである。 そりゃ、かごを抱えて“狩り”に出ているお客さんが多いわけだ。 悲しみは後回しにし、妻に電話を入れる。 ピピッ・ピピッ 昨今の物価高で、我が家の主力調味料・ピエトロドレッシングも例外なく値上がりし、 大量消費家庭としては静かに家計を圧迫していた。 それが今日は20%引きだと報告すると、 「10個、買ってこい」 とのお達しである。 きっぱり、迷いなし。 仰せのままに棚へ向かい、ドレッシングを次々とかごに放り込む。 だが、閉店前の店で大量の商品を抱えると、どうにも精神がピラニア化しがちだ。 群れで襲う生き物の心境が、ほんの少し分かってしまうのが情けない。 もちろん、そんな心の動きは妻には伝えない。 任務は淡々と遂行した。以上である。

モールトンにステッカー、貼るか貼らぬか

今回、当店は 福岡県の「自転車損害賠償保険等加入事業」認定店 になりました。 なぜ必要だったかと言うと―― 福岡県では、自転車に乗るには 損害賠償保険加入必須 。 ところが、レンタサイクルを楽しみたい人や、ちょっと試乗してみたい人が、必ずしも加入済みとは限らない。 そのままでは、せっかく自転車を楽しみたい人を前に、貸し出しもできず立ち往生。 そこで最近、事業者側でレンタサイクルに保険を付けられる制度が登場。 ただし、利用するには 福岡県からの認定が必要 。 ——そんな話、知らなかったけど。 ともあれ認定を無事取得し、ステッカーも到着。 小さい方は自転車本体に貼るらしい。 モールトンにも貼るのか?貼るのか。貼るべきだろうな……ちょっと気が引けるけど。 これでようやく、 保険付きで安心なレンタサイクル+旅ナビフォン という体制が整った。 太宰府の“語られない道”まで、気兼ねなく案内できる準備完了、というわけです。

黒いやつらとの戦い

Sさんのモールトン、ダブルパイロン。 点検が終わり、気づけば整備一式へと話が進んでいく――すばらしい展開です。 さすがモールトニア。こういう時の踏み切り方が、まさに江戸っ子……あ、いや、久留米っ子でしたかねえ。 駆動系には、それなりの“歴史”が積み重なっておりまして、 クリーニングをお勧めしたのですが、これがまた手ごわい。 年数を経た自転車というのは、汚れが妙に根性を持ち始める傾向があるのです。 そこで、文明の利器にご登場いただくことにしました。 柔らかめの貴金属磨きブラシで、ビイイイイイイーーン。 「そろそろ出ていってくれませんかね?」と声と洗浄剤をかけながら磨くと―― さすがの黒いやつらも退散していきます。 Sさんには、これからも気持ちよく、そして末永く、 このダブルパイロンと旅をしていただければと思います。

作業外伝、妻のドライヤー修理

仕事の話ではございません。 妻のお達しにより、彼女のお気に入りドライヤーの修理でございます。 原因は断線。 比較的シンプルな修理とはいえ、油断は禁物。 たかが断線、されど断線。 安全のために不良箇所を切断し、新たにしっかりと繋ぎ直します。 ただし念のため申し上げますが―― 本職ではございませんので、店での修理受付はしておりません。 さて、仰せの通り、お直しいたしまして候。

働いて働いて…は無理でも、自転車はしっかり直します

点検のご依頼を受けている ・Sさんのモールトン・ダブルパイロン ・Sさんのバイクフライデー ポケットスポーツ ・Hさんのモールトン TSR みなさんの自転車が、いわゆる「実用車」ではないことをいいことに、私の手はすっかり遅れ気味。 そんな折、思い出すのが高市総理大臣の所信表明演説のあの一節。 「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります」 いやあ、私にはとても無理。 参議院予算委員会のために “前日3時入り” なんて報道もありましたが、 私の自転車店で午前3時営業は、さすがに実現不可能です。 (もし3時に来られたら、私が夢の中で点検しているかもしれません。) さて、現実に戻ってSさんのモールトン・ダブルパイロン。 ブレーキアーチの動きが渋いのは、バネのスライド部分が原因のよう。 全体的にクリーニングしたほうが良さそうなので、丁寧に仕上げていきます。

Fさまの新しい冒険、ハリークイーンと共に

昨日、ハリークイーンの電動アシスト自転車を納品させていただいたFさま、 本日、さっそく西鉄列車に載せて柳川までお出かけになり、無事にお帰りになりました。 14.6kgと電動アシストとしては非常に軽量なハリークイーン。自転車旅への第一歩、楽しんでいただけたようです。 これから、Fさまの自転車ライフに楽しい時間をたくさん届けてくれることでしょう。

旅する自転車としてのP-20G

こうして新型の KHS P-20G を組み上げ、一杯のコーヒーを飲みながら完成車を眺めていると、 旅の装備とも相まって、未知の道へ踏み出す“ワクワク”を静かに語りかけてくる。 実際に走らせてみると、高圧タイヤでもないのに驚くほど軽快だ。 そしてフレームが伝えてくる微細な振動は、まさに高級クロモリそのものの響き。 もちろん、この違いを聞き分け、感じ取る度合いは人それぞれだろう。 だが、このフィーリングこそが、旅人にとって “心地よい旅の感触” の一つになる、、、 私は、そう確信している。

試行錯誤のリハーサル

やっとこさっとこ入荷したTさんのP-20G。 新製品ゆえにフレームチェックを厳しくしたせいか、完成まで少し時間がかかってしまった。 走行可能な状態に仕上げたところで、専用輪行バッグに入れてみる。 リハーサルをしておかないと、納品本番で手こずることになるからだ。 さて、袋に入れてみると——これがなかなか。 チャックの締まりが厳しい部分がある。 とはいえ、メーカー純正品のこの“キチキチ具合”、よくある話でもある。 バッグを「寄せて上げて♪」……いやいや、それは昔のバストアップなんとかのCMだ。 口ずさんではいけない。 ハンドルの角度を調整したり、出っ張りを減らしたりと試行錯誤しながら、 なんとか収まった。 やはり、リハーサルは大切だ。

自転車屋の昼ごはん改革

火曜日の定休日は、健康診断でした。 高級な人間ドックさにあらず、いたって普通の健康診断。 ウエスト(お腹まわり)の測定で、 「去年より3cm、短くなってますね」 という言葉に、年甲斐もなく有頂天でございます。 「自転車に乗ったから痩せた!」 いえいえ、真実は── お昼ごはんを“店で自炊”するようになってから、激変したのです。 質素・倹約・徳川吉宗、功を奏してLサイズのズボンがはける。

旅する自転車と幸せホルモンの秘密

今日のBLOGは、自転車と幸福の関係である。 私の旅する自転車の思想的中核といえる。 なぜ、自転車に乗るのか。 なぜ、人に自転車を勧めるのか。 私は、自分で計画した小さな旅に出かけ、それを終えたあと、しばらく幸福感につつまれる。 その感覚は「また行きたい」ではなく、「もうお腹いっぱい」という満たされた感覚だ。 長年、この現象がなぜ起こるのかを考えてきた。 おおよそ、脳内で幸せホルモンが分泌されているのだろうと推測していた。 そして今、それを確信できたので、お伝えしたい。 自転車で旅をするという行為は、単なる移動ではない。 それは、 脳内化学反応の連鎖であり、幸せ物質のオーケストラ だ。 具体的にはこうだ: ドーパミン:出発前の「楽しみ」「期待」、途中の「未知の風景」を目にした瞬間のワクワク感で分泌。 アドレナリン:ペダルを踏み出す瞬間。少しの緊張と挑戦が混ざる。 セロトニン:一定のリズム運動(ペダリングや呼吸)によって安定的に分泌。心が整う。 エンドルフィン:疲労を超えた瞬間に痛みを快感へと変える。 オキシトシン:地元の人との挨拶や、風景を通して人の温もりを感じる時に生まれる。 つまり、自転車旅とは── 「 幸せ物質の自動生成システム 」なのだ。 人工的に作り出すのではなく、 行動によって、自然に、確実に、脳が幸福を作り出してくれる。 だから私は、あなたにもこの体験をすすめたい。 しかし、分かっている。 そこに──知らない土地へと向かうと、生存本能レベルの恐怖感が伴う事も。 それについては、またの機会に。

未確認ワゴン物体

全然、仕事に関係ないお話しです(笑) 先日、ちょっと不思議な車を見ました! 正にそれは、未確認ワゴン物体。 ノーズに輝くエンブレムを見ても、メーカー名は確認できず。 スズキっぽいけど、スズキではありません。 撃墜覚悟で写真を撮りました。持ち主さま、ごめんなさい! 後で調べると、京都の「フォロフライ」というメーカーのEVとのことでした。 → https://folofly.com/ 来年にはBYDも乗用の軽自動車をリリースしてくるようで、 世の中は今までと一味違う方向に進みそうです。 私も一味違う自転車屋になるかも…(どこがじゃ)。

マウスをカチカチ、ルートを描く夜

昨日の夜、妻の見ているテレビもあまり面白くなかったので、   ふと思い立って趣味のサイクリング計画を練ってみた。 車中泊 → 自転車 → メキシコ料理の店 → 足湯 → 温泉街 → 日田往還道 → 到着後入湯、   という一日。 パソコンを起動し、Ride With GPSでルートを作る。   いつも使っていたXPLOVAのルート作成ページは閉鎖になってしまったので、Ride With GPSにお引越し。   新しいインターフェイスに少し慣れが必要だが、XPLOVAと似た操作感なので助かる。   地図上をマウスでカチカチ動かすのは、ちょっと楽しい作業でもある。 寒くなってくると、途中に温泉を挟むだけで自分の心まで温まる気がする。   来週の水曜日にでも、実際に走ってみようかな。

黒いハリークイーン、到着

Fさんご注文のハリークイーン・電動アシストが入荷した。 フレームカラーの黒を注文したのは今回が初めてだ。 箱から出して梱包を解くと、 ピカリと光る黒いフレームに、シルバーのマッドガードがアクセントとして効いている。 茶色のサドルは少し固い印象の組み合わせだが、自転車自体の可愛らしさのおかげで、堅苦しさはまったく感じない。 先日の唐津プチ旅でも乗ったが、 あの向かい風の中でも全く微動だにせず、淡々と全行程を走り切る頼もしさ。 車に積むときもアシストにしては軽く、扱いやすい。 やはり良い自転車だと思う。 ただ、残念なのは生産終了になったこと。 もうご紹介できなくなるとは……(涙) そんな感傷にひたりつつ、調整を始める。 ※もし気になる方は、まだわずかですが在庫があります。 (手に入るうちに、ぜひ触れてみてください。レンタル車両あります)

中古部品のねじれ美学

Nさまよりご予約いただきましたモールトンSST。 秋色のフレームカラー、届くのを指折り待っていらっしゃることでしょう。 まだ全ての部品が揃ったわけではありませんが、当店の優良中古部品たちを順に取り付けています。 その中でも、ひときわ妖しい色気を放っているのが、シマノ600のクイックリリースレバー。 今見ると、このねじれ具合の美しさときたら……言葉になりません。 モールトンフレームキットを注文するときは、状態のいい昔のクロモリロードを買って、部品を移植するのが程よい愉しみ方かもしれません。 今の骨太部品で組むと、どうも「モールトン・ロボコップ」になりそうで、頭の中に劇中BGMが流れっぱなしです。

静寂の中の音

この季節になると、忘年会の話しが出てくる。 私は、忘年会や新年会が好きではない。 沢山の人と一緒にいると、胸のカラータイマーが鳴り出し、 「もう寝る」と言い出す。 そんな訳で、積極的に参加しないであろう。ぐはははは。 川の音、風の音、鳥の声、虫の声。 静寂の中に、かすかな音が生きている空間が好きだ。

Drais Tour|プチ旅・唐津くんち|2025.11.03

11月02日(日曜日)は16:00までの営業です。 11月03日(月曜日)は当店のサイクリングイベントの為 お店はお休みさせていただきました。 走行後期 プチ旅「唐津くんち」にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。 当日はやや曇り空で、ところによっては肌寒いところもありましたが、 「エンヤー!」の掛け声と笛や太鼓の音、そして山笠の迫力に包まれて、 街全体が熱気で揺れていました。 海岸沿いでは行きが向かい風、帰りは追い風。 逆じゃなくて本当に助かりました。 ツーリングの帰りが向かい風だと、もはや修行です。 体を鍛える旅じゃないので、そこは神様に感謝です。 とはいえ、私は電動アシストでズルしましたが……(笑) それにしても、無事に終わってホッとしています。 誰もケガすることもなく、 途中でガス欠する方がいらっしゃいましたけどね(笑) 天気もなんとか持ちこたえ、計画もおおむね想定通り。 まあ、細かいところはいろいろありましたが(笑)、 秋の空の下、みんなでペダルを回した一日が、 どこか記憶の片すみに残ってくれたら、それで十分です。 記念写真 告知 いつかは…いつかは…と思っておりました、 唐津くんち見物とサイクリングを組み合わせたプチ旅。 ここでやり過ごすと、きっと「思っていただけ」で終わってしまいそう。 そこで、一念発起。 少々複雑だろうと想像していた時間配分とルート設計に挑みました。 そして、なんとか――行けそうです! ということで、ここに告知宣言いたします! (あんまり時間はございませんけど…笑) 詳 細 最新情報 2025.10.19 前日について追加 2025.10.18 告知開始 開催日 2025年11月3日(月) 開催場所 佐賀県唐津市 参加資格 CLUB DRAIS会員さまで、以下のいずれかの称号をお持ちの方 God, King, Queen, Rook, Bishop ▶ 称号システムをみる 集合場所 浜崎海岸駐車場 ...

ハリークイーン、終焉す

ハリークイーンの電動アシスト、なんと生産終了。 薄々そんな感じがしてたけど……ほんとだった。 ああ、またひとつ、好きだった自転車が姿を消していく。 ま、よくここまで頑張ってくれたと思う。 結構長く作られたと記憶している。 しかし、最近の値上がりっぷりを見てたら、そりゃ無理もない。 おそらく、あの値段ではもう作れないのであろう。 商材の入手もだんだん難しくなってきた。 いいモノが、静かに消えていくのがこの世界。 寂しいけど、そういう運命なんだろう。 ……と、しんみりしてたら、 メーカーに「赤」と「黒」、まだちょっと残ってました(笑)