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12月, 2025の投稿を表示しています

福の神さまを迎える準備

 昨日、店を離れる事ができたので、 今日から冬休みを迎えた。 休みとはいえ、家の事もあるので、 のんびりとしてはいられない。 新しい年を奇麗に迎えるために、 駐車場を洗車する。 コンクリートが白いと、 少しだけ、明るい雰囲気になる。 ケルヒャーでシャーッと吹き飛ばす。 福の神さまを迎える準備は整った。 あとは、 良い年が来ることを祈るばかりだ。

フェードアウトしきれない年末

毎年のことながら、 作業が終わると、その年をゆっくりフェードアウトさせていくのが当店のならわし。 「さて、そろそろ帰りましょうか」 そんな塩梅の時間が流れている。 もっとも、 2025年の仕事がすべて終わったわけではない。 Sさんご依頼のモールトンSSTの点検。 その仕事は、初春からの宿題として残っている。 だからこそ、 2026年にシャッターを開けるその日を、 ぼくは密かに楽しみにしている。

ペースが速かった日

先日の、うきは市へのプチ旅。 「今回は、ちょっと速かったですね」 イベント終了後、そう言われた。 違う。 私が速いのではない。 KHS F-20JJが、 勝手に前へ出ていくのだ。

体形も、姿勢も、人それぞれ

前回のBLOGで、 ルノーMACH8に乗る姿勢について考えた。 旅との向き合い方が変わるかもしれない、姿勢。 ただし、 合わない人もいるかもしれない。 MACH8は、 他のメーカーの自転車と比べて ハンガー位置が少し高い。 そのため、 小柄な方の場合、 足つきが気になることもある。 信号待ちで止まる。 降りて、ゆっくり景色を眺める。 その一瞬の安心感が、 旅の気持ちを左右することもある。 ただ、 慣れもある。 それもまた、 旅との向き合い方の 大切な要素のひとつだと思っている。 十人十色、 体形もそれぞれ。

姿勢を合わせて、旅に出る

営業カレンダーではお休みになっている。 店は閉まっているが、中では静かに動いている。 棚卸をしていると、 ふと仕入れたルノーMACH8が目に留まった。 MACH8を取り扱いたかった理由は、 軽さだけではない。 ハンドルの高さを調整できる。 その一点も、僕にとっては大事だった。 高さが変わるだけで、 使う筋肉が変わり、 空気の受け方が変わり、 お尻への圧も変わる。 そして何より、 見える景色が変わる。 旅の質が分かる大人の旅。 そんな時間の中に、 この自転車が静かに走っている光景が、 自然と浮かんできた。

KHS F-20T 整備完了

先日、KHS F-20Tの中古車が入荷した事をお伝えした。 まずはシフトレバーの固着を修理。 ひと息ついたところで、F-20Tの特徴的な装備であるソフトテールも分解整備してみた。 内部にはエラストマーが使われているのだが、 経年のためか、かなり縮み、変形もしている。 これでは本来のしなやかさが失われ、 どうしても乗り味は硬くなってしまう。 そこで、エラストマーは交換することにした。 中古車とはいえ、 この自転車で、気持ちのいい旅をしてほしい。 そんな願いを込めて、 KHS F-20T、整備完了である。

DRAIS TOUR|足湯でひと息の往還路ーうきは市周辺旅|2025.12.28

12月28日(日曜日)は当店のサイクリングイベントの為 お店はお休みさせていただきました。 ※ 開催日変更しました。 走行後記 朝10時集合の今回のイベントは、 思ったよりも冬真っ盛りといった、寒いスタートとなった。 しかし、山や田んぼの風景には、途中から太陽の光が降り注ぎ、 次第に暖かくなってゆくという、美しい「うきはの地」を見ることができた。 それは、あの日、あの時に皆で見た、思い出の景色となったであろう。 目的地の足湯には、豪華さや華々しさはない。 しかし、それを市役所が運営しているという点に、 少しでも面白さを感じていただければ幸いである。 記念写真 告知 秋も深まり、空気のなかに冬の気配が漂い始めました。 朝夕の冷え込みは少し厳しくなりますが、冬には冬ならではの、日本のしずかな風景があります。 今回のプチ旅は、そんな凜とした冬景色のなかに、ほっとする「小さな足湯のぬくもり」をそっと織りまぜた小さな旅です。 みんなで心を温めに出かけませんか。 詳 細 最新情報 2025.12.25 集合場所の地図追加 2025.12.21 エントリー開始 2025.12.17 参加料訂正 2025.12.13 ランチ決定 2025.11.29 告知開始 開催日 2025年12月28日(日) 開催場所 福岡県うきは市 参加資格 CLUB DRAIS会員さまで、以下のいずれかの称号をお持ちの方。 および、会員の方と一緒に参加される非会員のお友達 God, King, Queen, Rook, Bishop ▶ 称号システムをみる 集合場所 大石堰 河川敷 集合場所はこちら: GoogleMap 集合時間 10:00 走行距離 26.5km 途中でリタイアされる方は、タクシー等をご利用のうえ、お帰りください。 終了時間 14:00 ...

新しい自転車と、新しい家族

Sさんへの納車の日。 KHS F-20Gをローラー台にセットした。 もうすぐ、お子さんがお生まれになるという。 納車もさることながら、なんともおめでたい。 F-20Gにまたがっていただき、ポジションを見る。 サドル周りの調整で、 まあまあいい感じに決まり、ほっとする。 ハンドルバーは、 サドル高と同じくらいの高さにして、ツーリングスタイル。 きれいな青空が、 きっと大きく見えるだろう。

準備がおしている夜

 明日は当店のミニツーリングイベントである。 しかし、準備はおしている。 ありがたいことに、ぎりぎりまでお客さん。 しかし、やはり準備はおしている。 道を補正したルートマップ。 途中で立ち寄る場所を書き込んだ工程表。 針のいらないホッチキスで、バッチん。 足元から忍び寄る冷気に気づいた店内で、 ほっと胸をなでおろした。

THE END

呆然とした。 毎年、Bishop称号以上のお客さまへ 年賀状をお送りしている。 いつも年末が押し迫って、 ドタバタで発送する。 今年も、今年とて、 慌てて年賀切手を買いに行った。 が、売り切れ。 あそこも、 そこも、 どこも、 どの郵便局も。 映画の最後に出てくる 「THE END」の文字を 見せられたような気分だ。 わなわなわな。 仕方がない。 旧正月おめでとうで、 いこかな。

目を覚ます、F20-T

先日、KHS F20-Tの中古車が入荷した。 次のオーナーへ渡すためのメンテナンスを始めると、 長らく動いていなかったことによる、 いくつかの調子の悪さが見て取れた。 古いグリースが固まり、 動きを悪くしていた部品たち。 患部めがけて、オイルを吹く。 カチ・カチ・カチ。 ゆっくりと、 まるで古い時計が目を覚ますように、 部品たちが動き出す。 自転車も、人間も、 適度に動かすことが必要だね。

寒すぎる2周目

なんと今日は、寒々しい朝だろうか。 出勤中の車のヒーターが温まるのが、待ち遠しい。 しかし、はたと 健康診断で「歩くのを勧められていた」ことを思い出す。 寒い。 しかも、小雪が舞い散っているではないか。 大げさだが、意を決し、 太宰府梅林公園を一周する。 二周目を全否定する私を、 なんとかなだめて、もう一周。 寒さを忘れるために、 どんぐりの実を撮影してみたが、 寒さはとどまることを知らず。 一目散に、車へ駆け込んだ。 雪が舞い散る中、 自転車で楽しげに通勤していた、 あの若い頃が、ふと懐かしくなった。

紙の手触り、めくる時間

KHSからミニベロのパンフレットが届いた。 久々である。 昨今では、自転車の価格変動もあり、 おいそれとパンフレットを作れない様子だった。 それだけに、こうして紙のパンフレットを ご来店の方にお渡しできるというのは、 WEBでひと手間かけていただかなくてよい分、 どこか、ほっとする。 めくる。 眺める。 そんな時間も含めて、 自転車屋の空気なのだと思う。

役目を終えた、その先へ

昨日の定休日は、 お正月を気持ちよく迎えようと、 廃タイヤの処分に出かけた。 いつもお世話になっているタイヤチップセンター。 相変わらず、丁寧な対応でありがたい。 当店で取り換えられたタイヤは、 ラジコンカークラブのコース作りに使われるか、 発電用の燃料として再利用されるか、 そのどちらかになる。 役目を終えたようでいて、 実はまだ、ちゃんと次の仕事が用意されている。

二往復の代償

お休みの日、 訳あって福岡―唐津間を二往復した。 十二年落ちのスクラム・ワゴンは、 足回りもすっかり年季が入り、 その振動と揺れに、こちらの体力が先に音を上げた。 タイヤとショックアブソーバーを変えたい。 その前に、何か一つ、いい流れが来るといい。 そんなことを考えながら、 今日は早めに休むことにする。

静かに走る、という整備

 Sさんからご注文いただいた KHS F20-Gを組み立てている。 取り付けを待っていた部品も揃い、 ようやく作業に取りかかれた。 さて。 F20-Gを何台か販売してきて、 ひとつ気づいた点がある。 そのまま組むと、 BBの勘合がやや緩く感じられることがあるのだ。 原因について、 はっきりと断定できるものはないが、 採用されているBBと、 フレーム側ハンガーのスレッド(ねじ切り)との 相性によるものではないかと考えている。 そこで当店では、 BBに水漏れ防止用のテープを巻いてから、 締め込むようにしている。 この処置を行うことで、 踏み込んだ際に チェーンがフロントディレーラーへ 大きく当たってしまう現象は、 かなり落ち着く。 川のせせらぎ、 風の音。 その楽団の中で、 自転車には できるだけ良い音を響かせながら 走ってもらいたいと思っている。

大人の旅に似合う「軽さ」

「軽い折りたたみ自転車が欲しい」 お客さまから、よく聞く言葉だ。 この「軽い」は、重さの話である。 形やブランドよりも、 使う道具として、できるだけ軽い方がいい。 ごくまっとうなご要望だと思う。 とはいえ、ここは「旅する自転車の店」。 軽いだけではなく、 大人が旅に連れ出したくなる道具であること。 そこには、少しヘリテイジな匂いも欲しい。 そこで考えたのが、マッハ8。 車体重量8.9kg (ペダルとスタンドを加えると、9kgちょっと) 実際に持ち上げてみると、 「あ、軽い」と、素直に感じる。 車ブランドを意識させない意匠とカラーリング。 派手さはないが、落ち着きがある。 大人の旅に、静かに似合う一台だと思っている。

6回分の旅

私の大好きな、八女方面から電話をいただいた。 16年前にお買い上げいただいたKHSの自転車を、 別の方にバトンタッチしたい、というご依頼だ。 なんとこの自転車、 16年前にお買い上げいただいたにもかかわらず、 走行回数は、わずか6回。 ……と思いきや。 その6回が、すごかった。 滋賀の琵琶湖一周。 しまなみ海道走破。 天草一周。 など、 6回は、すべて「旅」に使われていた。 そしてオーナーは、もう70代。 まだまだ走れる愛車を、 次の人に託したい、という。 ただならぬ仕事に従事していると、 つくづく思う。 そんな思いを胸に抱きながら、 KHS F20-Tを点検中である。

ひょっこり届いたもの

今年中に出来るのか、出来ないのか。 年の瀬のハラハラ感は、 商品が届くかどうかで、ずいぶん違ってくる。 そんな中、Kさんからご依頼いただいていた物が、 ひょっこりと届いた。 それは、AM20 mk2 のフロントラージキャリア。 緑色からパールホワイトへの再塗装である。 さて、これをモールトンに装着して、 PEDAL CLASSICに参加されるのかどうかは、まだ分からない。 ただ、 「間に合う」という選択肢が残った。 それだけで、 胸をなでおろす昼下がりである。

写真を撮りながら、関門へ

  以前、「PEDAL CLASSIC」開催予告をお届けした。 「PEDAL CLASSIC」とは、 門司から下関までを、写真を撮りながら駆け抜けるライドイベントだ。 そのエントリー開始の連絡が、 エロイカMさんより届いた。 https://corsacorsa.com/pc-kanmon-kiyaku/ エントリーに際して諸注意が書かれている。 そして、エントリーを進めていくと、 ・LINEに登録したか? ・参加料の支払いは終わったか? と、次々に聞かれる。 エントリーと並行してやる必要がある…ように見えるが、 実のところ、後でもいいのかもしれない。 なぜなら、システムは連動していないからだ。 私は出走する。 飯塚のスーツ屋さんの、緑のMOULTON。 それから、熊本のKさんの白いモールトンも参加予定だ。 埼玉のWさんは、膝を悪くされたらしく今回は断念。 それが、少し残念である。 参加してみたいという方は、ぜひエントリーを。 知り合いがいないと行きにくい、という方は、 どうぞご一緒に。

車の下にあった平和

今日も暖かな日よりな太宰府。 冷たさがお休みした、なんとも平和な空気が漂っている。 そんな平穏な朝を台無しにしたのは、 財布を無くしてしまったことだった。 久々に、あの独特のドキドキがやってくる。 買い物した店にもない。 これはもう、あれだ。 よくない想像が、頭をよぎる。 ところが。 驚いたことに、財布は 駐車場の、車の真下にあった。 まるで、 車が守っていてくれたかのようだ。 なでなで。

背の高い人と、小さな自転車

SさんからKHS F20-Gのご注文をいただいた。 大変美しいグリーンと、使用目的に合致したデザインを気に入っていただけたようだ。 それにしてもSさん、すらりと長身である。 F20-Gを、それに合わせる。 イメージ的には、こんなふうか。 ハンドルステムを斜めにすることで、 ハンドルの高さによる不安定感を消す。 言うなれば、モールトン風。

部長、営業に立つ!

昨日から、 当店の営業部長であるミケランジェロ氏 (猫のおもちゃ)は、 当店の駐車場で 「パンク安心袋」の販売に従事している。 これは受験生へ、 「頭がパンクしないように」 との願いを込めたものだ。 さて夕方、 ふと駐車場を覗いてみると、 ミケランジェロ氏は 下校中の中学生に囲まれていた。 なかなかの人気者っぷりである。 サイクリングに出かけると、 ときどき、 見た人を楽しませようとするものに 出会うことがある。 もしかしたら、 それを私自身が実践したのかもしれない。

悪魔が来りて、タイヤを見る

点検にお持ち込みいただいたKさんの KHS F20-T。 ヘッドセットのガタ付きを修正した後、 タイヤを拝見すると―― 悪魔が来りて笛を吹く。 タイヤサイドに、低圧でお乗りになっていた頃のダメージが、 静かに迫っていた。 しかも、ゴムが固くなり、 グリップ力が低下していることは、 外観だけではなかなか分からない。 Kさんの安全を考え、 タイヤ交換をご提案。 ご了承いただき、 交換することにした。 ノーマルタイヤ、 7年間お疲れさま。 新しいタイヤ、 TIOGA PowerBlock 20×1.40。 その軽さとグリップ力で、 引き続き、小さな旅を楽しんでいただきたい。

眺める愛車、思い浮かぶ旅のシーン

この前、モールトンSSTをお買い上げいただいたNさま。 かねてよりご注文いただいていた ボトルケージとボトルを装備する。 ベロオレンジのボトルケージに Kileyのステンレス保温ボトルを装着すれば、 さらにカッコいいモールトンが現れた。 旅の途中で、ふと立ち止まり、 眺める自転車。 これが至福の時となる。

秋晴れの事を忘れさせる、ワープ9

朝から、パーッとした秋晴れが気持ちの良い一日のはじまり....のはずであったが、 朝、息子が叫ぶ「寝坊した」と。 ササッと着替えてスクラム・ワゴン緊急発進。 息子の学校は太宰府、私の店も太宰府、向かう先は同じだ。 ワープ9で九州自動車道に乗る。 こんな時は、高速乗り場が近くてよかったとつくづく思う。 遅刻せずに、学校に到着できた。 家族みんなズルズルと遅寝遅起きになっている事に反省。

通りすがりに、少しだけ

ちょっと遅いかもしれないが、 ショーウィンドーにクリスマスの飾りつけをした。 願いは、ひとつ。 ちょっとでも、 通りすがりの人の心が温かくなりますように。

田んぼ道で思い出した、あのF20-Rの感覚

最近、個人的なサイクリングやルートの下見に KHSの F20-JJ というモデルを使っている。 当店でも、たくさんお買い上げいただいている自転車で、 ご購入後の満足度が高い一台だ。 とはいえこのモデル、 私自身は納車前のテスト走行くらいでしか乗っておらず、 長距離での印象など、正直なところ多くを語れずにいた。 そこで今回、テスト用に一台を降ろし、あらためて体験してみる事に。 吉井町の田んぼ道を走る、 そして乗るほどに分かってきた。 この感覚、 406ホイールだった頃の、俊敏な F20-R のフィーリングにとてもよく似ている。 ここで言う「俊敏さ」とは、 ある速度から踏み込んだときの、自転車の反応の良さのことだが、 これが実に気持ちいい。 ただし、このフィーリングはタイヤを交換した状態での話で、 残念ながらノーマルタイヤでは味わえない。 私が好きなこのフィーリング..... この自転車で、またどこかへ行きたくなった。

止まる瞬間が、気持ちいい道具

TさんやNさんから、 電動ポンプのご注文をいただいた。 電動ポンプという道具も、 気がつけば、随分と選択肢が増えた。 けれど、 こういう精密なものほど、 「どこの誰が作っているか」は、 やはり気になる。 つい先月、 ひっそりと発売されたのが、 日邦電機の超小型ポンプだ。 日邦電機という名前は、 派手さはない。 日本で、 超小型モーターの研究開発をしている会社らしい。 表に出る製品というより、 どこかの機械の“心臓部”を、 長年作り続けてきたような存在だと想像する。 実物は、 驚くほど小さい。 家で使ってもいいし、 サイクリングに持ち出してもいい。 そんな一石二鳥さが、 ちょっと得した気分にもさせてくれる。 実際に使ってみると、 やや工事現場っぽい音はするものの、 空気が自動で入っていく未来感がある。 そして、 指定した空気圧に向かって 機械が懸命に働き、 ふっと止まる、その瞬間。 機械とこちらの呼吸が 一瞬そろったような感覚があって、 なかなか面白い。 使い方としては、 バルブに本体を直接差し込むのが、 いちばん簡単だと思う。 ただ、小径車の場合、 スポークとスポークの隙間が、 思いのほか狭いことがある。 付属のホースを使えば問題はないが、 “ひと手間”が増えるのが、 少し惜しい気もする。 とはいえ、 道具というものは、 完璧だから愛着が湧くわけではない。 ちょっとした癖を知って、 付き合っていくうちに、 いつの間にか信頼に変わっていく。 TさんやNさんにお渡しして、 その表情を見るのが、今から楽しみだ。 自分への、 ささやかなクリスマスプレゼントとしても、 悪くない道具かもしれない。

未来は、曲がり角に立っていた

出勤前に、 できるだけ歩くようにしている。 メタボ予防、つまり健康のためだ。 今朝も松川運動公園を一周しようと、 車を走らせていた。 その途中、 体育館へ至る曲がり角で、 ふと看板が目に入った。 「スケートボード場 建設中!?」 どうやら体育館の駐車場の一部を、 スケートボード場にするらしい。 少年たちが思いきり楽しめる場所ができるのなら、 それは素晴らしいことだと思う。 そういえば、 我々オッサンが楽しめるラジコンの場所も、 すでに用意してもらっている。 世代は違っても、 “遊び場”がちゃんと残されているというのは、 なんだかうれしい。 未来は、 案外こういう所から、 静かに明るくなっていくのかもしれない。 今朝は、そんなことを感じた。

新しい年は、新しい道具とともに

12月も15日ともなれば、 いよいよ2026年の足音が聞こえてくる。 ……などと、年の瀬らしい感傷に浸っていたら、 私の耳に「寝耳に水」な知らせが飛び込んできた。 GMAILで、 POPサーバーのメールが読めなくなるらしい。 しかも、2026年1月から。 これはなかなかの衝撃である。 思案の末、Outlookを使ってみることにした。 GMAILは何かと使い勝手が良かっただけに、 正直なところ、乗り換えには不安もあった。 ところがである。 WINDOWS11と同じく、 Outlookもずいぶん洗練されていて、 拍子抜けするほど、あっさり馴染んでしまった。 自転車も、生産中止になって手に入らなくなったり、 ソフトも突然仕様が変わったり。 どうやら2025年という年は、 気を抜くと足元をすくわれる年らしい。 年末とは、 「来年の準備」をさせられる季節なのだと、 思いかけて―― いや、まて。 新しい年は、 新しいものと一緒に迎える、 新しい門出の準備なのかもしれない。 メールソフトひとつで、 そんなことを考えさせられた一日だった。

おっさんのトークショー日記

本日はトークショーの日であった。 おっさんになると、あまりドキドキしないのがありがたい。 若い頃のように、 上手にやろう、とか 失敗しないようにしよう、とか、 そんな気負いがなくていい。 それにしても、来てくださった方の中に、 当店のお客さんが複数名いらっしゃったことには驚いた。 こんな見飽きた顔を見に来てくださるなんて、 感謝以外にない。

自転車屋おじさんのトークショー

12月14日(日)は、私のトークショー(笑)の為、お店をお休みさせていただきます。 久留米の民間団体CHICさんからトークショーの依頼をいただき、出演することになりました。 ポスターも完成したようですのでご覧ください(日時などはポスター参照)。 実の所、トークショーとは名ばかりで、ダブルパイロンのSさんと「笑っていいとも!」よろしく、 私のお気に入りの自転車プチ旅について、掛け合いでいろいろな思いをお話する事になります。 友達の輪に入りたいとお思いの方は、ぜひお越しください。

恐る恐る、試してみた

AIの技術が、ずいぶん進んでいるらしい。 その中でも Gemini 3 PRO が凄いと聞き、 恐る恐る試してみた。 プロンプト アレックスモールトンに颯爽とのるイギリス人のおじさんの画像を作ってください。 場所はイギリスの田舎の風景がいいです。コッツウォルズとかの古い家のある通りを使ってください。 少し待たされたが、以下のような画像が生成された。 驚き、桃の木、山椒の木である。

明日は、小さな旅の話をしに行く

明日は、依頼されているトークショーに出演する。 「くるめウス」という場所で行われる、 小さなイベントだ。 タイトルは 「自転車旅の体験と魅力」。 だが、日本一周のような 大きな旅の話ではない。 私が語れるのは、 近場にひっそりと存在する 「まだ見ぬ景色」や 人々の生活を垣間見る旅だ。 とはいえ、 Sさんが用意してくれた台本には 一度、目を通しておこう。

ふっと訪れた静けさ

明日、久留米でチャリフェス2025。 その会場に並ぶため、当店の BikeFriday と KHS の2台が、今日、そっと旅立っていった。 もともと展示台数の多くない店内。 2台いなくなるだけで、 ふっと静けさと、ほのかな寂しさがたたずむ。 その静けさを眺めながら、 「お客さんからお預かりしている一台でも飾らせてもらおうか」 そんなことを思う、夕方である。

太宰府・高架下ミステリー壁画の正体を追え!6(最終回)

国道3号線の高架下にたたずむ謎壁画。 静かで、人も少ないひっそりとした場所に、色彩だけが浮き立っている。 .....いつ、だれが、何のために。 壁画の横には、見覚えのある校章が描かれていた。 それは筑陽学園の校章。 取材班はついに意を決し、同学園を訪れた。 対応してくださったのは、デザイン科の I 先生。 お話しによれば..... あの壁画は 今から20年ほど前、デザイン科の生徒さんたちが描いた作品 であることが判明した。 「絵の力で街を明るくしてほしい」 そんな依頼があったらしい。 しかし、依頼者が誰だったかは、先生も覚えていないという。 おそらく、いや、きっと…… 最初に「分かりません」と回答してきた太宰府市だろう。 国土交通省は、こちらから依頼する事は無いと言っていた。 ここで私の脳裏には、某政治家の 「記憶にございません」 というフレーズが、どうしてもよぎる。 ……が、しかしである。 たとえ、記憶が曖昧だったとしても、 この壁画は 街を明るくしたい という誰かの善意によって生まれたものだ。 そして20年の時を経て、ひっそりと高架下で色を残し続けている。 そう思って眺めると—— あの絵は、急に温かく見えてくる。 誰かが確かにここを明るくしようとした、その気持ちごと浮かび上がってくる。 ミステリー壁画の正体は、 「忘れられたまま、街を照らし続けていた学生たちの善意」 だった。

秋が去る前に、まだ見ぬ道をたどる旅

昨日の定休日は、久しぶりにサイクリングへ出かけた。 今回は行った事のある「うきは市」ではあるが 途中のルートは“新設計”。 通ったことのない道、美しい山や川、初めて出会う人 そんな風景を想像するだけで、心がワクワクしてくる。 走り終えた今日、その想像は現実のものとなった。 新しい道、美しい山や川、そして初めて出会う人。 昨日のその体験が、静かな充足感となって心に残っている。 はぜの並木道

少し遅めの秋サイ、ゆく年、ゆく年

明日は、個人的な秋サイクリングに出かける予定。 秋サイにしては、もう少し遅い気もするけれど、 それでも、どこかに紅葉が少し残っているだろうと、 勝手に期待している。 明日のコースの出来次第で、 DRAIS TOURをどうするか決めよう。 気がつけば、 2025年が私を置き去りにしたまま、 すたすたと先へ進んでいきそうだ。

余裕ができると、捨てられるもの

最近の定休日は、家族や親類にまつわる用事で、なかなか落ち着かない。 今日はきょうで、健康診断の結果発表。 ほんの少し体重が落ちていたので、 「今回はメタボの話はないかもしれない」 と、淡い期待を抱いていたのだが、やはりメタボはメタボだった。 残念無念。 それはさておき。 例年、年末ぎりぎりになってから、 帳簿整理だの掃除だのを慌てて始めるのが常なのだが、 今年はめずらしく、少し反省する気持ちが芽生えた。 どうやら、心に余裕があると、 「捨てる」という行為が、ずいぶんと簡単になるらしい。 物も、習慣も、ついでに考え事も。

太宰府・高架下ミステリー壁画の正体を追え!5

太宰府の高架下に、ひっそりと描かれた謎の壁画。 太宰府市に問い合わせても分からず、 近隣住民に聞いても分からず、 国土交通省に尋ねても、はっきりした答えは返ってこなかった。 誰が、いつ、何のために描いたのか。 頼まれて描いたのか、それとも自主的なものなのか。 私の頭の中で、謎に包まれていたこの壁画。 しかし、国土交通省への問い合わせの中で、ひとつのヒントが見えてきた。 「私たちが、誰かに依頼して描いてもらうことはありません。 ただ、“描かせてほしい”という問い合わせが来ることはあります」 ――なるほど。 あの完成度を考えると、 個人の落書きというより、どこかしら“描くことを学んでいる人たち”の仕事ではないか。 そう考えた瞬間、頭に浮かんだのが、 息子が通っている 筑陽学園 だった。 筑陽学園にはデザイン科があり、 昔からその方面では定評のある学校である。 さっそく息子に壁画のことを聞いてみた。 「壁画は知ってる。 鷽(うそ)の所に描かれているマーク、筑陽学園の校章に似てるよ」 ……なんと。 灯台デモクラシー、 いや、灯台モトクロス、 いやいや―― 灯台下暗し。 これは、もしかするかもしれない。 さらに調査できないかと息子に尋ねるも、返事はあっさり 「拒否」 学校という場所に、 こんな“私用まみれの調査”で踏み込むのは、正直ちょっと緊張する。 それでも―― 真相を掴まずにはいられない。 物語は、ここからもう一段、深く潜っていく。

TSRに降臨した円盤獣ギルギル

どうしても、どうしても。 最近の巨大カセットスプロケットを見るたびに、 子どもの頃に夢中だった UFOロボ・グレンダイザー の円盤獣が頭に浮かぶ。 あのギザギザした円盤の武器。 それにしても“円盤獣”という発想そのものが面白い。 不思議なもので、子どもの頃に刷り込まれたものって、 大人になってもしぶとく生きているらしい。 私の場合、この巨大スプロケットを見ると、自動的に円盤獣が召喚される仕組みだ。 昨日、KさんのTSRに取り付けたスプロケット。 あれはもう完全に 円盤獣ギンギン 。 最初は「デカッ」と思ったのに、今ではすっかり目が慣れてきた。 しかしよく見ると、一番大きなギアだけ黒くしてあって、 サイズ感を目立たせない工夫になっている。 さすがだなぁ、とメーカーに感心してしまう。

GIOS、大地に立つ!

今日はできるだけ早起きして作業したかった。 昔、プログラマーだったころは「前詰め」で突っ走るのが好きだった。 誰よりも早く会社に入り、まだ人の気配が染み込んでいない空間に身を置くと、 そこには学校の放課後のような、不思議な静けさが漂っていた。 あの空気を吸い込むのが、密かな楽しみだった。 で、今日。 またしても早起きは失敗。 自分との勝負に、秒で負けた。 とはいえ、オープン1時間前には店に到着した。 その時点で、少しだけ勝った気にもなるから不思議だ。 では、 U さんから預かった GIOS号のキックスタンド取り付け。 ただ付けて“はい終了”とはいかないのが、この赤いイタリアン紳士。 スタンド取り付け用の台座がないので、普通に付けるとキックした瞬間にズルッとずれる。 そこで久しぶりの“スタンド加工”である。 台座部分に小さな溝を刻み、スタンドが動かないようにする、あの地味に神経を使う作業だ。 削っては当て、また削っては当てる。 私は NC工作機械ではなく、ひと昔前のアナログ人間だ。 誤差もある。気まぐれもある。 しかし、今日は違った。 一発で「ピッタンコ」。 まるで GIOS が「今日は頼むよ」と眠そうに言ってきたような、そんな噛み合わせだった。 スタンドを装着し、凛として立つ GIOS号を見た瞬間、 私は思わず、静かにほくそ笑んだ。 「ガンダム・大地に立つ!」 ほんの少しだけ早起きした、そのわずかな差が、今日のモチベーションを高めてくれる。 朝の一歩は小さくても、効き目は大きい。 そんなことを思いながら、店のシャッターを開けた。

受験生へ。自転車屋が贈る、小さなパンク安心袋という縁起もの

あたまがパンクしませんように。 冬が近づく太宰府には、 街そのものが受験の気配をまといはじめる瞬間があります。 空気の粒子が少しだけピリッとして、 いつもの参道も心なしか背筋を伸ばして見える。 そんな季節の入り口で、テスト勉強で家の机に向かう息子。 覚えたいことは山ほどあるのに、時間は追いつかない。 うつむいた背中から「焦り」という名の湯気が立ちのぼる。 ああ、これは…まさしく“頭がパンクしそう”というやつだな、と。 で、ふと気づいたのです。 今、店で取り扱っているあの商品。 それはお守りの姿を纏ったパンク修理用パッチの袋。 あれを、ほんの少しだけ角度を変えて眺めてみると これはもう、立派な“縁起もの”ではないか。 あたまがパンクしませんように。 そう願うのに、これ以上ふさわしい袋はない。 この街の参道を抜けて、天神さまに手を合わせたあと、 そっとポケットに忍ばせる姿を想像すると、 なんだか“すこしリラックスできるほほ笑み”にも思えてきます。 もちろん、ご利益を請け負えるほど立派な代物ではありません。 でも、人は案外、こういう小さなユーモアに救われたりする。 心の張りつめた糸が、ひと目盛りだけゆるむような。 そんな存在になれたら、と願っています。 この冬、太宰府を歩くすべての受験生に、 どうか、やさしい追い風が吹きますように。

天満宮そばに“安心駐輪スポット”を発見せよ!

太宰府自転車探検隊シリーズ 「天満宮近くに、安心して駐輪できる場所が実在した!」 福岡県は「自転車活用先進県」を掲げている。 …が、ここ太宰府の街を走ってみると、そんな気配はどこにも漂ってこない。 観光地にありがちな、サドルをひっかける細長い駐輪スタンド。 あれ、太宰府では一度も見たことがない。 市長に理由を聞いてみたいところだが、 ご存じの通り、すでに任期満了。街は選挙ムードである(でもないか)。 観光に来たサイクリストの多くは、 仕方なくJR太宰府駅の駐輪場に停めている。 しかし、自転車好きにとって 「駅の駐輪場ほど、心の安まらない場所はない」のだ。 隣の自転車に倒されないか。 盗難グセの悪い手が伸びないか。 帰り道でパーツが勝手に“引退”していないか。 そんな心配で頭がいっぱいになる。 そこで取材班は、実情をたしかめるべく太宰府奥地へと向かった。 「天満宮の近くに、安心して駐輪できる場所はないのか?」 実は、内心ずっと“あそこに駐輪できたらいいのに”と思っている場所がある。 ただ、そんな夢みたいな話が、本当に実在するのか――。 次回、取材班が潜入する。

母の里からとどく、元気の源

なぜ、こんなにも快便なのか。 先日あれだけ騒いでおきながら、 その理由をすっかり忘れていた。 そう、みかんである。 しかも“みかんの大量摂取”。 母方の実家は、かつてのみかん農家。 後継者がおらず畑はやめたのだけれど、 木々のほうは「やめたつもりはない!」と言わんばかりに、 いまも元気はつらつと実をつける。 その生命力が、そのまま僕のお腹にも届いたのだろう。 みかんの力、おそるべし。

静かな冬日に、BD-1へぬくもりを

キーンとした冬の空気が街を包みこみ、 その上から、冬のやわらかな陽ざしがそっと降りてくる。 道ゆく人たちの、少し厚めの装い。 その服のぬくもりごしに、こちらまで心がほわりと温かくなる。 そんな中、HさんのBD1の作業がひと区切りついた。 取り寄せていたパーツを次々と組み込み、無事に完成。 ……と思いきや、グリップが以前のものより“色が濃い”。 どうやら、知らぬ間にモデルチェンジがあったらしい。 とはいえ、あのエルゴン独特の“包み込むような握り心地”は健在である。 HさんのBD-1に、新品の頃のあの快適さが、しっかりと戻っていれば幸いだ。