モールトンと共に巡る、古き有田の風情旅 3
有田町へのレトロ旅。今回はその3回目です。
しかし、その街道への入り口がなかなか見つからず、思わずウロウロしてしまいます。
ナビアプリを使っているのに、この分かりにくさ!けれども、それがかえってミステリアスで、まるで昔の旅人になったような気分です。
「ここかな?」と探るように進んだ細い道は、先が蛇行して続いており、昔ながらの道であることがひしひしと伝わってきます。
かつて旅人たちがこの道を歩いた光景を想像しながら、自転車のサスペンションが奏でる軽やかなリズムに、サイクリングの楽しさが増していきます。
道中で出会ったのは、長い歴史を感じる酒蔵。
古い建物がしっかりと残っているこの風景、こうしたものがずっと未来にまで保存されていくことは、旅に小さなエッセンスを添える大事な要素だと思います。
とてもかっこいい佇まいでした。
そして、ついに大木宿に到着。
現代的な建物が立ち並ぶ中にも、昔の面影を十分に感じられる雰囲気が漂っていました。
私はあまり観光地化された場所が好みではないので、このくらいの落ち着いた雰囲気に出会えて、本当に良かったと思います。
何より、お気に入りの自転車と一緒に走り抜けたこの時間が、何よりの思い出になりました。
つづく
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