Maintenance|Sさま|KHS F-20R

Sさまより、KHS F-20Rのリフレッシュ作業のご依頼をいただきました。いつもありがとうございます。



時間と共に錆びてしまった部分を、できるだけリフレッシュさせたいとのご依頼でございます。
セミオーバーホールとしてクリーニングと注油をして行う事はもとより、腐食した部分を交換して、黒かった部分をクッキリさせる等で、またF-20Rにわかわかしさを取り戻させたいと思います。



分解しながら、何をどうするか検討しています。
最近、あまり乗られていない事を考えると、多少新しさを演出した方が良いかもしれませんね。



チェーンリングは少々錆びていましたので、塗装する事に。
まずは、表面の錆落とし。



密着性を高めるプライマーを塗ってから、次に艶消し黒で塗装。



チェーンリングをクランクへ装着。
チェーンピンのメッキに付いた錆を落としても、またすぐ錆びてしまうのは目に見えていますので、交換する事に。
ここは、ビフォー・アフターを楽しんでいただくためにアルミの青をチョイスしました。青は、冷静さや精密さを表す色ですし、松浦の海の青っていう意味合いでもいいかなっと。



リムの側面を整えながら、やぱり#15のスポークと、青いアルミニップルの組み合わせかな、と考えを巡らせてみる。コスト的な事も考えると、KHS純正のスポークを使えば、アルミニップルを使ってもそう高くならないなと。



スポークとニップルが入荷しましたので、早速組み立て。
リムやハブが、経年劣化でややくすみ加減でしたので、ここは新しさを出すために黒染めではないステンレススポークへ換装。



ブレーキは、分解して支持部分にきっちり注油します。
ブレーキシューは固定ボルトの錆が、朽ちた感がありありと出ていましたので、新しい物と交換しました。



フレームを出来る限り磨いてから部品を装着。
できうるだけ錆たネジを交換したり、シルバーのパーツを投入しましたので、明るい雰囲気になったと思います。
後、錆びたチェーンを新しい物に取り換えて、バーテープを巻くと出来上がりです。


全ての作業が完了しました。
深みのあるブルーをちりばめて、リフレッシュさせてみましたがいかがでしょうか。
踏み込んだ時の新車感を味わっていただこうと、チェーンは新しくしております。

どうもありがとうございました。

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