KHSのコンパクトツアラーF-20G。
同社の折りたたみ式自転車としては初のドロップバーが装着され、長距離ツーリングを想定した仕様となっています。
各部分を眺めてみると、昔ながらのレトロ佇まいを今に伝える「ランドナー」タイプを模してデザインされているのが分かります。
それは、ラウンドしたデザインのハンドルバーである通称ランドナーバーを装着してある事、革サドルみたいなレザーサドル、サイドが黄色い太めのタイヤ、と言った部分から見てとれます。
それはまさに、のんびりゆっくりと周りの情景をじっくりと楽しみながら走りましょうよ語っているテイスト。
スローなスピードで走ると、足元に咲く小さな花などに気が付けたり、細路地に入って昔ながらの道を楽しんだりと、距離はかせげませんが充実したツーリングを楽しめたりするものです。
そういった事がお好きな方には、ぜひこのF-20Gに乗っていただきたい。
ツーリングに行った帰り道は、折り畳んで列車に乗り、車窓の風景を楽しむのもいいじゃないですか。
さあ、F-20Gで出かけよう!
未知の光景に出合うために!
筆が止まりました。昨日はちょっと頭痛もあったせいでしょうか。
実は、F-20G気に入っていない所があります。
それは、採用されているハンドルバー。
個人的な考えですが、こういうH型折りたたみ式フレームで、ドロップハンドルが似合うのはBikeFridayかAirnimal位しかないと思っています。
KHSにドロップバーを装着すると、よほどサドルとハンドルの落差を付けない限り、ホールベースが短く、子供用自転車のように私には見えてしまいます。
それは、実際のホイールベースの長さも起因するのですが、シートステーの角度にも大きく影響されています。
では、どうしたら良いのか。
この自転車を安定的に見せるには、ブルホーン化して、STIレバーを前に置き、前方向に長くみせるのが一つの手段だと考えます。
貴賓のある英国車モールトンの美しさに触れていると、こういう自転車のバランス的な部分がとても気になります。
そんな訳で、ブルホーン化してみました。
使ってあるパーツがおおむねシルバーなので、PowerTools ショートブルホーンバーⅢHのシルバーをチョイス。
交換してみると、長年培われて来たKHSらしいデザインフォルムになりました。
それでも、ハンドルステムの太さがものすごく気になりました。
色がシルバーだと、ずいぶん胴が太く見えるのです。
しかも、棒の上に太い物体があると不安定に見えます。
そこで、ここはブラックに変更してみましょう。
シルバーと比べてブラックは同じ大きさでも小さく、締まって見える物です。
装着してみると、ステムが細く見えるようになったと共に、黒のカッコよさがプラスされました。
黒いパーツがフレームの色とバーテープ・サドルの色とにとても相性がよく、装着するとクラシックな感じから、モダンな感じに変化します。
もう少し黒のパーツを増やしてみるのも良いでしょう。
外で撮影してみました。
このフレームカラー、マットなチタンカラーなんですが、茶色の部品と相まってとても品格あるテイストの自転車です。
さあ、これで思いっきりまだ見ぬ海、山、街の光景に出合う旅にお出かけ下さい。しっかりとした作りのF-20RGで、しっとりした日本の情緒を楽しむために。
KHS F-20G ドライジーネバージョン 126000(税込)
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