MOULTONで熊本県地方へ輪行、山越え、輪行


過日、熊本県地方へMOULTON SSTを用いた輪行ツーリングに赴きましたのでご紹介。

この「輪行」とは自転車を袋詰めして列車にのせ、目的地まで移動する事を指し示す業界用語。



出発前の前日前夜、ルートMAPをいそぎ製作。

以前より走ってみたいと思っていた、玉名市から熊本市へ入る山岳ルートを入れた全長85km程の工程を考えた。

熊本市から帰り道として、玉名市までを設定したが、楽しい裏道ルートがみつからないし眠いしで、不本意なが車が多いであろう幹線道路を選択。



次の日の某時某分某秒。
MOULTON SSTに荷物を載せたり点検をしたりで出遅れ気味の出発。
時間的に運任せの無計画でJR二日市駅に到着。そんなラフな感じもまた好きだ。
しかし、あと10分で目的地へ行く快速列車が到着する事にややあせる。
急ぎMOULTON SSTをドライジーネ式輪行術を用いてトランスフォーム。



ドライジーネ式輪行術とは、ペダルを外し、逆側に取り付け、左クランク側をマジックテープで止める方式。

これにより、チェーンリングの歯が地面に接触せず、輪行バッグを突き破ったりしない、そして外したペダルの置き場も困らない。しかも、クランク周りに突起物が跡形もなくなるので、担いだ時の体への接触物が無くなり歩きやすい。

など、面倒でもメリット色々。



最近、MOULTONの後半部分を入れる輪バッグに改造を加えた。
それは、たすき状に担ぐためのべルトを取り付ける、Dカン追加加工。
このDカンは、バッグ・靴の修理屋さんにて施工していただいた。



そして、これがモールトンと私が合体した画像だ。
3機が合体する所は、さながらゲッターロボか、ガンダムZZである。
ベルトが長すぎてネクタイみたいになっているのが残念賞だが、担いでみるとMOULTONの後ろ部分だけと言うのはやはり軽い。

しかもたすき状に担ぐと、右手左手の自由が効くので、フレーム前半部分を右手に持ったり、左手に持ったり、肩にかけたり自由自在。
そして当たり前だが、フレーム前半分はもはや自転車としては考えられない軽さ。

列車が来るまであと3分であった為、急ぎ高架橋を登るも、小走りがいとも簡単である事がこの方式の特筆すべき点である。



今回利用した車両には人が乗客が少なかったので、MOULTON SST後半部分を肩ベルトにて固定。
折りたたみ自転車とは違い、とても幅の薄い形状になっているので、他のお客さんの迷惑になりにくい事このうえなし。
一応、通路側にリアタイヤを向けているので、足がひっかかっても痛みは少ないはず。



そして、フレーム前半部分は足元へ。
ハンドルバー側を下に、フォークエンドを上側にしているのだが、これもかなりのコンパクトさゆえ、隣の乗客の方に迷惑をかける事が起こりにくいと思われる。

仮に乗客が増え、前席にどなたか座る事になっても、このフレーム前半部分は膝の上に置けるのである。そしてあたりまえだが軽い。
しかも、この前半部部が盾となり、前の方と目を合わせる事も無いのがまたまた特筆すべき点であろう。シャイな方には最高かもしれない。

しかしながら、乗客の方が多ければ、やはり迷惑かけそな所などマイナス面もあるので紳士に慎ましく輪行したい。

つづく

2 件のコメント :

  1. アイディア満載ですね〜
    参考になりますね〜〜

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    1. ご参考になれば幸いでございま~す。

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