一桁の市内局番

今日、空を見上げると晴天だ。

その青い空を見ていると、昨日の青い空を思い出す。

黒崎探査中に見つけた、古い酒メーカーの看板。
電話番号の市内局番が一桁だった。

たしか、僕が小さい頃はそうだったように記憶している。

「写真を撮らせてもらっていいですか?」

そうお願いすると、店主のおばあちゃんは笑顔で快諾してくれた。

隣の天ぷら屋さんも一緒に、三人で看板を見上げる。
しばらく、他愛もない話をした。

ただそれだけのことなのに、
その記憶が、今日も心地よい。



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