太宰府に眠る、謎の壁画。
いつ、誰が、何のために描いたのか……。
その真相を求め、我々取材班はついに調査を開始した。
しかし.....。
最初の関門、太宰府市役所。
ここで、思いもよらぬ回答が返ってきた。
「調べましたが、分かりませんでした」
これは…!
太宰府の歴史に挑む者へ立ちはだかる、巨大な岩壁。
撤退か、前進か。
我々は、重大な決断を迫られていた。
だが、サイクリングマップを面白くするために、
ここで引き下がるわけにはいかない!
そしてついに.....
我々は禁断の領域、
“近隣住民への聞き取り調査”へと踏み出したのである!
通りすがりの人に声をかけるのか。
それとも、住居のチャイムを押すという、
極めて危険な行動に出るのか。
いずれにしても、
“不審者”と誤解されるリスクは避けられない。
その時だった。
神が、我々にほほ笑んだのである。
家の中から、一人の老婆が姿を現したのだ。
我々は勇気を振り絞り、
「自転車屋である」こと、
そして今回の調査の目的を告げた。
老婆は静かに頷き、
こう語った。
「あそこは、昔し落書きが多く、工事で綺麗にする際にあの絵が描かれた」
「詳しいことは分からんけど、ここに聞けば分かるかもしれんよ」
それは....
太宰府ミステリーの核心へ迫る、
重大な手がかりであった。
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