冬まっしぐら……かと思えば、今朝の太宰府は秋がひょっこり戻ってきたかのような清々しさ。
こういう朝は、忘れていた何かを思い出すスイッチが入りやすい。
ふとよぎったのが、当店のレンタサイクルコースの途中に潜む、あの“謎の存在”だ。
——壁画。
国道3号線の高架下。
観光客が通るわけでもなく、町の人が散歩するわけでもない。
そんな場所にひっそり佇む、妙に上手な「鷽(うそ)」「鬼瓦」「曲水の宴」の絵たち。
でも、誰が? 何のために? そこがまったく分からない。
思い立ったが吉日。
いつものように、太宰府市役所へ“突撃となりの晩ごはん”的質問をしてみた。
太宰府市は変な問い合わせにも、わりと親身に答えてくれる優しい街なのだ。
……がしかし、今の所不明。
そう、意外と分からないのだ。
幸い見放される事はなく、庁舎内掲示システムで、何なのか広く情報を集めてくれる事になった。
次第に私の気分は
川口浩探検隊シリーズ
「太宰府なぞ壁画を追え!」
である。
続報をお待ちいただきたい。
それにしても、国道3号線の高架下の橋脚って市の管轄じゃないかも……?
となると、次の相手はおそらく 国土交通省。
謎は深まるばかりである。


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