さらば、我が母艦ファンカー号

恒星日誌 地球歴2025.03.19

U.S.S.ファンカー号——
10年に及ぶサイクリングコース探査任務を完遂し、本日をもって退役する。

佐賀、大分、熊本——
数々の未知なるフィールドへ、我々と愛機を運び、幾多のミッションを支えてくれた。

酷暑の中を走り、山奥の林道に迷い込み、海を眺める岬にも辿り着いた。
ボディに刻まれた無数の傷は、その冒険の記録だ。

しかし、どんな優秀な母艦にも、やがて訪れる“退役”の時。
別れは寂しいが、我々は立ち止まらない。

まだ見ぬ素晴らしい道が、我々を待っているのだから。

ありがとう、ファンカー号。
君は、最高の母艦だった。

大牟田へ向け最後の「発進!」

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