リメイク|Wさま|MOULTON AM-GTmk2

Wさまよりお買い上げいただきましたモールトンAM-GTmk2ですが、すぐさまリメイクのご依頼をいただきました。
どうもありがとうございます。
また、Wさま及びそのファンの皆さま、レポート大変お待たせいたいたしました。


レポートが遅くなったのは、一度分解して再組立てしたフロントサスペンションに事件が発生したからです。

それは、ストロークさせると何か擦れた音がするのでした。
深くストロークさせると結構な「ヒイイイ~」という音。
「鳥のさえずりです。気にしないでください」と言いたい所ではございますが、とりあえず原因を索敵いたします。

あれこれ調べたならば、ステ管内側の画像で赤線を示した辺りに段差のような物があるのです。
なんでしょうかコレ?

これに縮んだバネが当たり、音が出ていると推測いたします。



さて、この段差か突起かの物体を、スムーズフェイスに仕上げる他ございません。
それをリーマーで対処するか、とも思いましたが、ステ管内のバネストッパーのおかげで悲しいかなリーマーの歯がそこに当たらないのでした。

そこで次に考えられる工法は、ロングビットホルダーと変換アダプターとホイールペーパーを合体させた、アタックNo.1で有名な藤沢3姉妹の三位一体攻撃。

しかし案の定、ホイールペーパー#80は全然だめではないものの、大幅に時間がかかる作業となってしまったのでした。



という事で、GTmk2完成いたしました。
納品が先ですので、のんびりしていたという事もあり現在に至ります。



久々、アルミ全盛時代のFDの取り付けを致しました。
私の技術がいたらないのか、はたまたそんな物なのか、最初からパシッと思ったような変速レスポンスを決まらせる事ができません。
とはいえ、最初はシフターを介さず手で変速の調子を見極めるというやり方にしておりますので、エルゴパワーを取り付けた後は、案外すんなりいってくれました。



という訳で、全体像はこんな感じでございます。
私たちの年のせいでしょうか、やはりこの辺りの年式のパーツを取り付けると、丁度良い湯加減の温泉に入った時のような、気持ちよさ心地よさが目から沁み込んで参ります。

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