敵の攻撃をかわす為の新しいシステムの開発は重要任務である。
ブルホーンバーにSTIレバーを装着する事はシマノ条約違反ではあるが、シフト操作の楽しさやブレーキングの気楽さから、当艦隊ではこの接合方式を採用する事が必要不可欠となっていた。
ただ、これには弱点があった。
それは、シフトワイヤーをバーテープ内装式にすると、調整がシビアになってしまうのだ。
そこで、その原因となるインナーワイヤーにテンションかかると、アウターワイヤーが変形してしまう現象を完全に防ぐ新たなシステムを開発した。
それがこれだ。
Vブレーキ用ワイヤーリード135°を曲げに曲げ、シフトダウン時にワイヤーで起こる縮みを完全に抑止した。
実験結果より、全カセットスプロケット域で今までのシビアさのない高レスポンスが得られたのである。
だが、課題もある。
それは、この曲げを行うのに職人技が必要なのであるが、まだまだ担当者が未熟な事であった。
自転車の改造、そこは最後のフロンティア。
これは、宇宙戦艦ドライジーネ号が、21世紀において任務を続行し、自転車と部品の新しい融合を求め、未知なる改造に挑んだ物語である。
<ドライジーネ スタートレック風BLOG>
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