crankbrothers(クランクブラザース)の携帯用ポンプの使い方と注意点でございます。
どんな商品にも、惜しい!と地団駄しまう所ってあるのですが、素晴らしいと思う商品につきましては、愛を持って乗り切っていきたいと思いまする。
さて、crankbrothersのklic hpというポンプ、どこか007の秘密兵器のような雰囲気で、これを組み立てている時は、さながらジェームズ・ボンドになったかのような気分に浸れてしまいす。おそらくショーン・コネリーの顔が脳裏に浮かぶはず。
その秘密兵器的な部分とは
力を入れてポンピングする為に、柄の部分を90度回すのですが、その柄の中央部分から、なんとポンプホースがひよっこり現れるのです。
それは「使えるように柄を回す」という動作と、「ホースを取り出すフタが外れる」という一石二鳥構造になっている!訳で、いかにも007的ではございませぬか。
秘密兵器的その2
ホースをポンプ本体に取り付けつのですが、なんとここはマグネットになっている!のです。
そのドッキングのさまは、まるでロボットアニメ「鋼鉄ジーグ」を思い出すほど。超合金も持ってましたよ。頭とか、腕とかが、マグネットの力で合体するのですよ。歌も覚えてます。オーレが止めたら、だーれがやるのか、今にみているハニーワ原人、全滅だ!ーー磁力の力だ!鋼鉄ジーグー!
いつしか007からロボットアニメへと妄想が転換した哀れオッサンの戯言はさておき、実際に空気を入れてみましょう。
まず、ポンプホースが横から出ている構造である事から、ポンプを地面に押し付け入れれば「楽」ができます。よく考えられていますね。何も考えなければホースを先端に付けるでよう、きっと。
ただ、ポンプホースが短いので「自転車を寝せるか、又は、タイヤを外して空気をいれる」という寝技に持っていく必要がございます。ここが注意ポイントです。ドライジーネ入試試験に出ます。
では手順を列記いたしますれば
自転車を寝かせる
最初はホースをポンプ本体に「接続しない」
バルブに金口をねじ込む
ポンプホースを180度回頭
ポンプ本体にホースをマグネットドッキング
この手順にて準備体制を整えます(画像も参照)。
このようなやり方を踏襲なされば、地面押し付けポンピングができるようになり、左手でポンプを支えて右腕で押すキツイ肉体労働より開放され「(わりと)楽」に空気を入れる事ができるのです。
と、良いことばかり申し上げてましたが、ここでも注意点でございます。
それは、ドイツのシュワルベ社のチューブで、バルブがポンプ金口にうまく接合できないものがあるようなのです。全部ではございませぬが。
原因としては、シュワルベのチューブは、上部のバルブコアが取り外しできるようになっていて、どうも、そのバルブコアのねじ込み量によって、スレッド(ねじ切り)のかみ合わせが浅くなる事があるようなのです。
そんな場合は、バルブコアを取り外し、ウルトラマンの八つ裂き光輪よろしく、少々取り付け口を削ればスムーズなかみ合わせが取り戻せるようでございます。
当店にてシュワルベのチューブをお買い上げの際は、携帯用のポンプとしてこのcrankbrothersの空気入れを使う旨お知らせいただければ、バルブをチェックいたしまして、使いにくい場合はすぐ加工いたす所存でござます。
ですので、そんなちょっとした問題は愛をもって解決し、ぜひこのklic hpを旅のお供として使っていただきた。
ドライジーネ店長の願いでした。
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