古いデザインがここちいいのはなぜ?

熱い日が続きますね。
当店にいらっしゃる方々や、テレビのお天気キャスターからも暑い暑いという声を聞いておりますが、私の家族周辺からは、熱くても湿度が低くく、悪くないよねと言う意見がでております。

そんな中、「今年は涼しかー」とか言っているウチの母親80才と共に、実家の老朽化した小屋の解体前作業にいそしんで参りました。

小屋と言っても、大工だったウチの爺さんが作った家みたいな作りで、我々素人の手で壊すのは少し難しい物件。

それで、中に入っている物を処分したり、分散して置いたりする作業を、年老いてはいますが馬力のある元農民の母親と、搬出作業をして参りました。

さて、小屋から金目の物は一切出てこなかったのは残念でございますが、母親が最近まで使っていたミシンを捨てるとの事。


それがこちら。
いわゆる昭和骨董です。
何処か西洋のマネをしている和洋折衷な所が昔のシマノやサンツアーの部品を彷彿とさせます。



この金属のレバーがいい。自転車で言う所のダブルレバーみたいな感じですね。
昔の物って、金属で出来ていますが、何処か温かみを感じます。



このレバー周りは何処となく日本臭い感じがしますね。
丸みの中にある武骨な所など、まだ洗練されていなデザインがそう感じさせるのでしょうか。



実はコレ、最初は足踏みミシンだったのですが、途中でもモータードライブにチューンナップされているんです。
子供の頃、足踏みで使った事を覚えています。

さてコレ、現役で使えるそうなんですが、別のがあるので処分するとの事です。
近々、太宰府のアンティークショップさんに引き取ってもらう予定ですが、どなたか欲しい方、ご一報ください。差し上げます。

しかし、絶対的性能では、もちろん最近の物が安全・快適なんですが、古いデザインを見て、脳が心地よく感じるメカニズムってどうなってるんでしょうねえ。



自転車の場合、古めかしいデザインの物が、まだ製造され手に入るので、幸せだな~っとつくづく思う今日この頃でございます。

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