ランドナー用ピカピカリム

オーダーメイドのツーリング車はいつもピカピカリムを装着していました。

それと比べ、マスプロメーカー車である私の自転車のリムはアルマイト処理。
その鈍いシルバーは、なんだか安い軽快車と同じ質感で、そのピカピカに憧れていいたのは昔の思い出です。

当時、すでにツーリング車の衰退時期で、26インチのリムでポリッシュ仕上げの物はなかなか手に入りません。しかし、ある日、勤めていた自転車店のゴミ置き場に社長のピカピカの650Aリムが廃棄されているではありませんか!

早速GETして、私のマシーンに装着していた訳ですが、そのリムは捨てたのではなく置いていただけとの社長の話。

結局そのリム、いただいてしまいましたが、かくして私のマスプロランドナーはピカピカリムとなり、色々な所に出かけた場所の風景とそのピカピカシルエットで私を楽しませてくれたのでした。


マッドガードはピカピカでしたが、リムはアルマイトだったマルイシ エンペラー701T。
アルミのアルマイト処理は表面が傷が付きにくく、硬質になるため、使う人の事を考えた良心的な物なのですが、見た目のピカピカに魅かれてしまうのは何故なのか。

一説によると、人は水を求める欲求を持っていて、水のように透き通ったような質感に魅かれてしまうとか。


さて、昨今ARAYAさんから、リーズナブルな26インチ(650A)リムのポリッシュが発売されている事を知り、早速ゲット、、、したかったのですが、在庫なしの生産待ち。そして、やっとこさっとこの入荷です。
当時これがあったらなー、と感慨深くこの商品を眺めています。

マスプロランドナーをお持ちの方、この部品にてその愛車の輝きを取り戻し、またずううっと乗り続けていただきたいなと思っています。
当店では、そんなお客さま大歓迎ですので、どうぞにご依頼下さい。

それにしてもエンペラーのカタログ中のフレーズ、心に響きます。

自然の懐にひたる
川のせせらぎや鳥の声をききに出かけてみる。
あたたかい土のてざわりや草の香、乾いた日差しや焚き火のにおい。
忘れかけていた何かがいま、息づきはじめている。

コメントを投稿