Maxi-carのリア・ハブの修理

Kさまより、TOEIスポルティーフの改造をご依頼いただいております。
フレームも修理・修正が終わった所で、さあ組み立てか!と言う段階に来ました。


改修をお願いしたライジンワークスさんから戻って来たTOEIスタンダードスポルティーフ改。


こちらはTOEI社さんに作っていただいた、ハンドルステム。すばらしいルックスです。



さてホイールですが、当初はVelo Orange製のラージフランジハブを組み込む予定でしたが、できればお手持ちのMaxi-carのハブを使いたいとの事。



このMaxi-carのリアハブ、お預かりした当初、いくら調整しても右側にガタがありました。おそらくベアリングの玉押しに虫食いがあってダメなのかなと推測しておりました。

今回、なんとかその虫食いを直してしまおうと中を開けようとした所、開け方が分からない・・・。古い舶来部品に精通していないので、こんな時困ります。

ネットの情報を頼りに、カンカンカン、パカッリと分解に成功した所、なんと自分っが思っていた構造ではありませんでした。へええええと観察。

しかし、虫食いなど、どこにもありません。

何度か組み立てたり、分解したりしているうちに、何がどうなってどういう風な役目をしているのか段々分かってきました。
そして犯人を突き止めたのです。これは、画像のベアリングの上に大きなワッシャーがあるのですが、これがさかさまに取り付けてあるのでした。このワッシャー、微妙に笠型の形をしているんですよ。

どうも一度どなたかが分解した形跡があるので、組み立てる時に間違えたのだと思います。



と、言う事でめちゃくちゃスムーズに回る、全くガタのないMaxi-carのハブ完成!
Kさん、よかったですね。
きっと、長住サイクルさんが降臨して僕に教えてくれたんだと思います。

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