Velo Orangeのクランクは太りすぎ


オールテイスト溢れるツーリング車向けパーツを作っているVelo Orange。
今となっては貴重なメーカーさんですね。

このクランクは中古車として入荷したTOEIのスポルティーフに付いていた物なのですが、昔のパーツを知る物としては、やや重く武骨に見えたりします。



と、言うのも昔のクランクと比べると、剛性アップを計ってクランクアームが太く作られているんですね。それが、私にはなんだ違和感あり。

私もずっと、クランクアームが、クランクアームが、、、と思っていたのですが、それ以外の要素としてチェーンリングのデザインも影響しているようなのです。



このチェーンリングのデザインはトラックバイク用の物でPCD144のクランクに装着されていました。最近ではPCD130のクランク用の物も出ていますね。
画像はPCD130のシングルバイク用の物ですが、5アームが長くすっきりした感じに見えます。しかも、チェーンリングの穴あけ加工されている部分の肉厚が薄いですよね。



方やVelo Orange君、ここも剛性アップしたかったんでしょうね、かなり幅を持たせた作りになっています。
変速性能を重視するなれば、これは正解でしょう。

しかし、変態オヤジの私たちとしては、クランクの足が太く、5アームが短く、チェーンリングもぼってりと、なんだか違和感てんこ盛りなんですよね。ぽっちゃり系は好きなんですが、これは太りすぎでは?みたいな。



そこで、スギノ・マキシーのチェーンリングを装着してみる事に。
これは、中古で入荷しているミヤタのツーリング車に付いていた物。PCD110mmで互換性があるのです。
Velo Orangeのピカピカクランクと相性を合わせる為に、やや腐食気味のギア板表面を、少々削り綺麗にしてみました。



装着。
チェーンリングのぼってり感が随分解消されたようで、全体的にすっきりとしたテイストになりましたね。これなら、少しクランクアームが太くても採用したい気分です。



そして、これを製作中のリビルト・スポルティーフに取り付け。
どうでしょう、私はなかなか軽快な存在感を放っていると思っています。
そんなこんなで、チェーンホイールは自転車の顔。できるだけ綺麗に見せたいですね。

日本の風景に映える、トラディッショナルなツーリング車のご相談は、どうぞドライジーネまでお気軽にご相談下さい。

コメントを投稿