さて今週の定休日には、熊本県の山鹿市にある岳間渓谷へ、涼を求めに行ってきましたのでそのお話です。
こんな暑い日に自転車に乗るのはいかがなものかと思いましたが、少年の頃にドロップハンドルの自転車にまたがって、暑い日でもがむしゃらに上場大地や呼子方面を走っていたあの頃の記憶がサイクリングへと私を付き動かします。
しかし、ただ暑いだけのサイクリングは気がひけますので、いつ行っても水がとうとうと流れている岳間渓谷へ向かう事にしました。私はすごい距離を走れるロードバイク乗りでもなんでもないので途中は高速道路を使った車での移動です。
岳間渓谷の近くには温泉施設「ゆーとぴあ」があるので、後で温泉を利用するという事でそこへ車を駐車し、MOULTON SSTに乗り換えて出発。
今回のルートは、一度山鹿市街に向かう為に、やむなく車の往来の多い国道3号線を走るものの、そこから逃げるように今まで通った事のない旧道も、お楽しみと言う事でチョイスしました。
実際その旧道を走ってみると、少々アップダウンがありましたが、眼下に現れる町の光景や山の裾野に広がる畑など、初めて見る景色に出会う事ができ、新鮮な気持ちになれました。
また、お地蔵さんがそこかしこで見守っている、私の大好きな味のある道にも出会えてうれしい限りです。
途中、信号待ちで停車したり道端で休憩したりするとさすがに暑い。でも走りだすとそれなりに風を感じて暑さが和らぎます。そんな中、公園で休んでいると売店の奥からおばさんの声で「こんな暑い日に自転車にのらんでも・・・」と確かに聞こえてきました。それはホントに普通の感覚ですね。とりあえず心の中で「四季折々を楽しんでいるんです」と答えてみました。
岳間渓谷に到着すると、上流から霧が発生したかのような水滴が、川の流れと共に吹いてくる場所があり、しばしその幻想的に見える場所で涼しさを楽しんでみました。
また、渓谷内を走っている最中も、岩肌に生える苔のみずみずしい緑色と、そこから染み出る山水が夏の暑さを忘れさせてくれる、そんなひんやりしたひと時を楽しむ事ができました。
やっぱり夏は、涼しい目的地を目標に走りるといいですね。
温泉も入りましたし、かなり気分もリフレッシュです。
ポタリング派の方には、この温泉施設から岳間渓谷へ最短で登って降りてくるだけでも楽しめますので、もう少し暑さが和らいだ時にでもお出かけになってはいかがでしょうか。
入荷情報
最近切らしておりましたMOULTON SST/TSR用のリアキャリア・デイキャリアが入荷です。
ツーリングの時には荷物は背負わず自転車側に預けた方が、疲れが少ない走りが出来ますよ。
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