久々電動アシスト自転車に乗ってみた。

私ごとで恐縮ですが、私の愚姉が長年住んでおりました京都より、実家の佐賀県唐津市に帰って来ました。
ですがこの愚姉、運転免許を持っておらず、とても不便な田舎の山の中で不便きわまりない暮らしを強いられると請け合い。

そこで思いつくのが電動アシスト自転車。
さっそくメーカー殿より試乗車を借り受け、車の免許取り立ての初心者が恐怖でおののく実家の坂道を試乗。

さすが、最近の電動アシスト自転車は昔とは違う。
非常にパワフルで息も切らさず登り切りました。
しかも、この加速感はミニベロに通じるここち良さ。
そこで、通勤ルートも走ってみたくなり糟屋ー太宰府間を試乗してみる事にしました。


こちらの電動自転車はブリヂストンサイクル社製の物。
アシストユニット部はヤマハ製だと思われいます。
ヤマハと言えば、昨今原付スクーターの生産を中止して、本田に委託するそうですね。
今、原付より電動アシスト自転車の方が売れているという話は聞きましたが、そんな時代がやってくるとは。



少しディテールを覗きこんでみましょう。
ガッチリしたアルミフレームにチョコレート色のフレーム、その中にベージュ色のデカールあしらってあり、女性には大変このまれる色合いに仕上がっていると感心します。低床設計になっていて、大変乗り降りもしやすいです。



しかし、このスイッチやバッテリー残量を示すパネル周りのデザインが工場にある機器の操作パネルをにおわせ少し残念。ウチの風呂に付いている給湯器の操作パネルや、シャープの電子レンジの操作部の方がカッコいいかも。
でも、女性の方はそんな事はどうでもいいのかもしれません。案外こういう物は実用本位に考える方が多いんですよね。



海外の電動アシスト自転車にスマートな物が多くなってきましたが、相変わらずこの辺りのデザインは武骨かな。
でも、このアシストシステムも日本の技術で随分と信頼性の高い物へと成長した事と思います。
海外製の物はやはりトラブルが多く、取り扱うのやめといた方が良いと今でも聞きます。



乗って見ると、とにかく初期の加速が力強く、そこがとても面白く感じました。登り坂でのアシストされている事以上に、その加速が楽しい。



加速が終わって、平坦路を走行すると、まさにママチャリって感じで少々退屈になります。

でも、後で分かったのですがシフトを3の重たい方に切り替えると、かなりの高速巡航が楽しめるんです。その時少々足に負荷がかかるんですが、サイクリストだったら結構踏めて楽しめます。
でも、ママチャリでその速度で走ると、ちょっと危ないかも。
車が対向して右折する時、こちらの速度が読めてなくて突っ込んでくる感じです。
みんな経験値で乗り物にのっていますから、その辺りも踏まえて自転車にのらなくてはですね。



また、ちょっとしたオフロードも走ってみたのですが、これまた楽しい。
車重が重たい為か、がっちり安定していて、なおかつ低速でもちょっと踏めばトルクが発生し、フラフラせずにガタガタ道を乗り越えて行く感じなんですね。なにか4WDの車にのっているみたいです。



その重量から来るガッチリ感は、殺人筑紫野古賀線でも威力が発揮されました。ロングホイールベースとも相まって、どこまでも安定志向。
この日は幅寄せしてくる車はいませんでしたが、常時安心して下り坂を駆け下りる事ができました。
それから、アップライトなポジションは視界が良く、スポーツサイクルと比べると大変みはらしがよく、これはこれで気持ち良く感じます。

さてさて、電動アシスト自転車を積極的に取り扱っている訳でもありませんが、奥さま用に買った電動自転車を旦那様でも結構楽しめる事を、こっそりお伝えいたしました。
最近では、かっこいいデザインやかわいいデザインの物も多くなりましたし、「自分ばかり良い自転車にのって!!」と言われている方、奥さまに電動アシスト自転車をいかでしょうか。

さて、ウチの愚姉はこれを買うかな?

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