ちょっと風変わりなドイツ人男爵、カール・フォン・ドライスが作った2輪の乗り物がドライジーネ。当時は走れば嘲笑、特許も認められない、最後には危険と言う事で走る事さえ禁じられてしまいます。
ドライスの人生は、その後好転せず貧困と失意の中で亡くなるのですが、ドライジーネは次の世代へと受け継がれ改良を加えられて行きます。
こういった自転車の歴史的な史実に興味のある方にお勧めなのは、「50の名車とアイテムで知る 図解自転車の歴史」です。
このタイプの本を何冊か読みましたが、その中でもこれは代表的な自転車を作った人物の事が詳しく調べられいて、大変興味深いく、楽しく読むことができます。
最近読み返して特に印象深いのは、マクミラン型とよばれる村の鍛冶職人マクミランが作った乗り物です。
ドライジーネから次に考案されたのは前輪にペダルの付いた自転車だと思っていましたが、以外にもこの後輪駆動のこのマクミラン型なんです。
本の中で紹介されている内容で面白いのは、
マクミランはすぐに運転に自信を持ち、スピードを増していった。新たな移動手段に乗って田舎道を疾走する姿から、「頭のおかしい男」とあだなされたほどだという一節。僕もマクミランのように「頭のおかしい男」と呼ばれる程、なにかに熱狂してみたい物です。
自転車生誕200年、この寒い冬の余暇に自転車の歴史に浸ってみられてはいかがでしょうか。自転車に乗る時、眺める時、なんだか感慨深い思いが巻きお起こり、また違った景色が見えるかもしれません。
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