Tyrell FX 静音化計画 その2


ライトウェイトな車体と、スラントデザインが美しいTyrell FX。

良くできた折りたたみギミックなど感心させられる所の多い自転車ですが、少々気になる音を発するのがウィークポイントかと思っています。

それは、カチャカチャというとある部品の振動音。

前回はストラップ試作品と言う所で終わりましたが、早速プロトタイプが出来上がってきましたのでご紹介。


自転車屋でありながら革細工師に変身可能なJ.K氏。
試作品を頼むと次の日にはこんな風な感じで出来上がってきました。

何気にTyrellとロゴが入っていますが、コレを使って良いかどうかは不明。



それでは装着。
二重丸カンが、クイックの調整部分に当たらぬよう角度を決めて挿入。
リベット部分が当たってどうかと思いましたが、走らせてみるとかなりサイレント。
なかなかいいんではと思いながらも走行を重ねていると、またもや私のうさぎさん耳レーダーがかすかな音を捕えるのでした。

カサカサ・カサカサ。何ヤツ!


本当はうっすら気づいていたんです。
丸カンとピンの穴の接触音。

ここまで来ると、これにトドメを刺したい気分。



施工。



少し不格好になったかもしれませんが、完全サイレント化に成功!

本当は、もっと簡単な方法で静音化できるかもしれません。
例えば、ピンに接触するシートステー部分にテープを貼って負荷を増やしてみるとか。

でも、冷たい自転車にちょっと革パーツを付けて温かみを与え、あなたの心にも温かさを差し上げたくて、この様な物を作ってみました。

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