お休みの日のサイクリング

かねてから山口県岩国市に錦川を見に行くサイクリングをしたいと思っているのですが、なかなか丸一日自由な時間が取れず歯がゆい思いをしているのでした。

そんなこんなで、どこか自転車で行きたい虫は泣き止まず、久々に熊本県の岳間渓谷へ行く事に。

まずは、息子を保育園に送り届け、家のお掃除、そしてカイロプラクティックの先生の所で、骨盤の歪みを修正してもらい、昼から高速道路でいざ熊本県山鹿市鹿北町へ。

到着後、車からBikeFriday PocketSport を取り出し渓谷へ向けて出発。

緩い坂道を、心地よい気温と、少しだけひんやりした風の中を進みます。
走りながら聞こえるのは川のザーっと言う音と鳥のさえずり。
いつもならの良い気持ち。

川を覗き込んで見ると、小魚がちょろちょとうごめいています。

僕が小学校の頃、登校途中に流れている川と言えば、下水道が整備されていなっか為か、小汚くなってしまった所が多く、綺麗な川を見た記憶があまりありません。

それから、大人になって仕事で住む事になったのは大阪では、近くに流れていた淀川がドブの様に黒くてびっくり。

そんな記憶のせいでしょうか、綺麗な川を遡るサイクリングに興じるのでありました。

新しい道が出来、不要になったはずの橋は良く見ると眼鏡橋。
先人達が苦労して作った物や、昔の人たちが歩んだ歴史を残したいと言う思いを感じます。

渓谷に入ると、幾つも小さな滝があり水の流れ落ちる音を奏でています。

BikeFridayも荒れた路面のガタゴトした振動を、楽器の弦の様に心地よい振動に変えて僕に伝えてくれます。

眼下に流れる小さな渓谷の風景は、車で通りすぎ見逃してしまうのはもったいない気がしますが、だれしもが自転車で行こうと思う訳もなく。
とすると、登山やウォーキングや自転車などの人に限定して許された幸せなのかも。

渓谷の最後には、大き目の滝が待っています。
滝に向かって「また来たよ」。

滝は水しぶきをまき散らし、マイナスイオンと言う言葉は正しくないにしろ、そこから不思議な物がほとばしっている様に感じます。
「来てよかった」と今日も思い、この上に続く登り坂へ。

ゼイゼイ、ハアハア。
ゼイゼイ、ハアハアはきついけど、これだけ人間の気配を振りまけば、イノシシも出て来まい。などと考えながら林道を切り抜けると、茶畑が広がる集落に到着。
山々が連なり、その向こうに広大な青空見え、その中に人が住んで営んでいる風景が好きでここへ来ます。

さあ、ここから一気に下りです。
びゅううううううーんと飛ばして快走。なだらかな下り坂でのペダリングは、自分の力量以上のスピードが出て気持ち良さ満点。

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