MOULTON TSR ドライジーネ式分割輪行

以前より煮詰めております、「MOULTON TSRを2つの袋に入れて輪行」の最新レポートです。
(輪行:自転車を鉄道車両などに載せて移動する事)


追加した装備


今回は暫定的デザインですが、フロントホイールをフレーム回側に固定するホルダーを作成しました。
部材は5mm厚のアルミの板。フレーム固定部分は8mmの穴、ホイール固定部分には10mmの穴にスリットを入れています。

ホイールに力を加えてテストした所、フレームには影響なく、ホルダーの方が曲がる様です。
もう2点、ホイールをバンドでフレームに固定するアイディアもありますが、まずは簡単なこの方式からテストしてみます。


パッキングの手順


それでは、TSRをコンパクトモードへ変形させ、輪行バッグへ収納する作業をご紹介しましょう。
テスト車両は無改造のTSR-9分割式。ペダルとシートポストは別の物に変えてありますが、ほぼストック状態。

使用する輪行バッグは、GIZAプロダクツブランドの16インチ折りたたみ自転車用輪行バッグ(1800円税別)が2つ。
使わない時にかなりコンパクトになるのが魅力的です。


シートポストは下げておきます。

左右のペダルを外します。
ペダルはアーレンキー(六角レンチ)で外せるタイプが便利でしょう。
左ペダルを外す時、逆ネジになっているのでシャフトを回す方向に注意が必要です。
そして、フレームに傷が付く事を防止する為に、厚手のフェイスタオルを左ペダルに巻きます。

左ペダルをメインフレームとスイングアームの隙間に嵌る様、左クランク内側へ装着します。
装着時はペダルシャフトが軽く回る事を留意しながら作業をします。無理やりするとクランク側のネジ山をだめにします。

右ペダルも同じ様にクランク内側から装着。
ペダルを画像の様な状態にすれば多少自立性が高まりますが、今回は割愛。ペダル枠の上側とフレームダウンチューブを靴ひも等で結べ良いようです。

ワイヤーをコネクター部分で分割。

フレームを接合部分より分割。

フロントホイールをホイールホルダーにセット。
※クイックレリースに付いているつる巻きバネは外しておきます。そのまま付けた状態で装着すると潰れたり変形したりする恐れ有り。

前フレーム、後フレームをそれぞれバッグに入れます。
これにて完了。

後ろフレームは、かなり薄く仕上がります。


次のレポート予告


使用した輪行バッグには肩ベルトがありませんので、手さげベルトをで担いでみます。
200mm程歩いてみましたが、なかなか良好です。

次は駅構内を歩いたり、車両に載せてみてのテストを行ってみたいと思います。
また、前フレームは椅子に座って自分の前に置けるかどうかも検証します。

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