BikeFriday Pocket Sport 山岳テスト

BikeFriday Pocket Sportを試すべく、先日九重町へ行ってきました~。
ツーリング車としての性能はいかに!
(阿蘇の山が噴火しているのは知りませんでした・・・)

大人しい平地での走り

爆発的な加速性を発揮するTikitとは違い、スムーズに加速していくPocket Sport。
剛性高くてガンガン前へ出る様な感じではありませんが、ツーリング車らしく大人しい丸い性格。
おそらくそれは、フレーム各部の「しなり」から来る物でしょう。
それゆえに、立ち止まって風景の写真を撮ったりする様なゆったりした気分にさせられます。

採用されているJYOTECHのハブに当たりが出ていない為、ホイールの転がり感が今一つ。ペダルを休めると失速が速い。
Tikitも初めはそうだったんですが、次第に軽快になって行ったので今後に期待。

ゆっくり進むと楽しめる登坂性能

登り坂にさしかかると、ガクンと重さを感じる小径車もありますが、割とスルスルと坂道を登って行くPocket Sport。
登坂性能的にはアルミフレームで剛性の高いTyrellの方が楽ですが、Pocket Sportでもそう目くじらを立てる程重い感じはしません。フルサイズのクロモリフレームのツーリング車に乗っている感覚で標高を重ねて行けます。

標高850m付近の紫やかた峠の付近では、坂の勾配がきつくなって来ます。
ギア構成はフロント53/39、リア11~28。ローギアを使い切る事はありませんでした。

私は坂道の時、ハンドルをグイグイ手元に引き付けながら登ります。
そんな時、PocketSportの細くて長いハンドルポストが少々心もとなく見えます。しかし実際には、ハンドルに力をかけても、その長いステムポストがしなって不安を抱くような感じは全く受けませんでした。ただ、車体を左右に振ってみると、クイックなハンドリングが災いしてか、ややバランスを崩しそうになる事もある様です。

また、踏み込んだ力が素直に前進する力となっている様で、シャープではありませんが、特別にロスをしている様な感じは受けませんでした。



細見のフレームパイプから来る振動ハーモニー

時速30キロ位いまでの速度域だと、路面が荒れていても心地よい振動となって体に伝わってくるPocket Sportのフレーム構造。
もちろんシルキーライドなセッティングのMOULTONには及びませんが、サスペンションが付いていない割には実にマイルド。楽器の弦が音を奏でているような心地よいフィーリングを感じます。
ただ、時速40kmオーバーで荒れた路面へ突入すると、車体のバタ付きが起き、ややハンドリングも不安定になるので、下りの路面状況いかんではスローダウンがお勧め。


肩肘はらない下りでの操作性


私は下りがヘタクソなので恐る恐る下る方。以前ウエットな路面でフロントタイヤが滑り転倒し、肋骨にヒビを入れた事があるので尚更慎重。
そんな事を思いながらも、ハンドリングの状態を確認しながら九酔渓のつづら折になっている連続したカーブを走ってみました。
Pocket Sportはヘッドチューブをあまり寝かせていないフレーム設計。直進時の安定感では寝かせた設計に軍配が上がりますが、ナチュラルさではこちらの方が良いフィーリング。特に、アンダーステアを感じる事も無く駆け降りる事が可能。ただ、コーナーに入り始めに切れ込んで行く様な感じがするので慣れが必要と思われます。

走り終えて


残念ながらすっかり終わていた九粋渓の紅葉。
でも紫かたや峠に至る登り道にはチラホラ残っていて、少しだけ秋の風景を味わえたのはラッキー。
今回は30km程の工程でPocketSportテストしましたが、まだまだ走っていたいと思わせる乗車フィーリング。次はもう少し長い行程でチャレンジしたいと思います。


なぜ小径車でそんな峠道を?っと思われる方もおいでかと思いますが、好きな物はしょうがない(笑
非論理的な所も人間の面白い所かな~。

2 件のコメント :

  1. 私も豊後中村から大吊橋登って湯布院までミニベロで走りました。
    きつかったのと やまなみハイウェイの道路の路面の悪さに驚きました。

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    1. を、ミニベロで山岳系の方ですね。
      あの辺り、景色が良いので僕もまた行きたい所です。
      そうそう、やまなみ道悪い!

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